セルフネイラーにとっては難しいジェルネイルのオフ。
キレイにオフできたと思っても、『爪に白っぽいものが残ってる』『爪表面がガサガサしている』なんて経験ありませんか?
それは、完全にオフ出来ていない証拠かもしれません。
今回はジェルネイルのオフでベースが残っているかの見分け方と、残っていた時の対処方について解説していきます。
- オフでベースが残っているかチェックする方法
- ・爪表面に引っかかりがあるか
- ・透明や白っぽいものが残っているか
- ・ウッドスティックで擦って薄皮のようなものが出るか
- オフでジェルが残ってしまう理由
- ・爪先や爪のサイドは残りやすいから
- ・ファイルやマシンの削りが足りない
- ・コットンの位置がズレている
- ・手や室温の温度が低い
- ・プライマーを使っている
- ・オフしにくいジェルを使っている
- ベースジェルが残った時の正しい対処法
- ・リムーバーやアセトンで溶かす
- ・ファイルやマシンで削る
- ・プレパレーションに移る
- ベースやジェルを残さずキレイにオフする方法
- ・残りやすい箇所は事前に削る
- ・アルミを巻いてしっかり時間を置く
- ・リムーバーが蒸発する前に落とす
- まとめ
オフでベースが残っているかチェックする方法
ジェルネイルは、キレイに落とすのが難しいですよね。
まずはオフした後、ベースが残っている場合の見分け方やチェックする方法について解説していきます。
爪表面に引っかかりがあるか
見分け方で一番簡単な方法は、まず触ってみること。
爪の表面が滑らかでなく、引っかかりのある場合はジェルが残っている可能性が高いです。
ですがこれには注意が必要で、引っかかりが残っているジェルではなく、自爪が二枚爪になっていてガサガサしている場合もあります。
ジェルの浮きがあった場合や、オフ時に無理やり剥がしてしまうと、二枚爪になってしまいます。
浮かないようにプレパレーションをする、適切な周期を守る、オフ時に力を入れ過ぎないようにするなどを気をつけましょう。
透明や白っぽいものが残っているか
白く濁っているものや、透明っぽいガサガサしたものが爪にある場合も、ベースジェルが残っている可能性があります。
ベースジェルは基本透明ですが、月日の経過とともに透明感が薄まり、白濁してくることもあります。
オフしても何か濁ったものが爪に残っていたり、光沢感のある箇所があったりするとベースジェルかもしれないので、再びアルミを巻くなどの処置を行いましょう。
ウッドスティックで擦って薄皮のようなものが出るか
ウッドスティックで爪表面を擦り、白い薄皮のようなものが出てくる場合もベースジェルが残っているのかもしれません。
ベースジェルは密着力に特化しているため、オフ剤の反応もカラージェルに比べると劣ります。
特にベースジェルでしっかり厚みを持たせている場合、全体に浸透していないことも考えられます。
無理やり擦ってしまうと自爪へのダメージになってしまいますので、軽い力で擦って取れるもののみオフしていきましょう。
オフでジェルが残ってしまう理由
ジェルネイルのオフがうまくいかず爪にベースジェルが残ってしまう…そんな経験をしたことはありませんか?
しっかりオフしたつもりでもジェルが落ちきらない原因は、ちょっとした手順ミスや使用しているアイテムの性質によるものかもしれません。
ここでは、アセトンオフでジェルが残ってしまう主な理由を具体的に解説していきます。
セルフネイル初心者の方でも見落としがちなポイントが多くあるので、正しく理解しておくことでオフの失敗を防いで爪への負担も減らせますよ。
爪先や爪のサイドは残りやすいから
ジェルネイルのオフで特にジェルが残りやすいのが、爪先やサイドのキワ部分です。
サイドは爪のカーブが強くてオフ剤を含ませたコットンが密着しづらいため、ジェルが溶け残ってしまうことがあります。
また、爪先はジェルを塗る際に厚みが出やすい部分なので、しっかり削れていないとオフしきれずに残ってしまうことも。
あらかじめサイドのキワや爪先を丁寧に削っておくことでアセトンがしっかり浸透し、ジェルを残さず落としやすくなります。
ファイルやマシンの削りが足りない
ジェルネイルのオフでは、アセトンを使う前に表面をしっかり削ることがとても重要です。
ジェルの表面がツルツルのままだとアセトンがしっかり浸透せず、スムーズにオフができません。
特に厚みがあるジェルや密着力の高い製品の場合は表面の削りが甘いとオフが不完全になり、爪にジェルが残ってしまう原因になります。
ファイルやマシンでジェル表面のツヤをしっかり削り落としてマットな状態にすることで、アセトンが効率よく浸透する状態を作りましょう。
コットンの位置がズレている
アセトンを含ませたコットンの位置がずれていると、リムーバーがジェルにしっかり浸透せずオフが不完全になる原因になります。
特に爪の先端やサイドなどジェルが残りやすい部分にうまくコットンが当たっていないと、そこだけジェルが落ちにくくなるので注意しましょう。
アルミホイルを巻くときには爪全体を包み込むようにコットンをしっかり密着させ、爪とコットンがズレないように固定することが大切です。
オフの途中でアルミホイルが緩んだりずれたりしないよう、オフ中はなるべく手を動かさないようにしてください。
手や室温の温度が低い
手や室温の温度が低いとアセトンの浸透力が弱まり、ジェルがうまく溶けなくなることがあります。
特に冬場や冷え性の方は指先が冷えているとアセトンの反応が鈍くなり、ベースジェルが残りやすくなる原因になります。
対策としてはオフの前に手をぬるま湯で温めたり、アルミホイルを巻いた後にタオルやカイロで包んで保温してあげるのがおすすめです。
体温や室温を適度に保つことで、アセトンの働きをしっかり引き出すことができますよ。
プライマーを使っている
プライマーを使用しているとジェルが自爪にしっかりと密着するため、通常よりもオフしにくくなる傾向があります。
プライマーは爪表面にある油分や水分を取り除いてジェルの密着度を高める役割がありますが、その分オフ剤の浸透を妨げてしまうことも。
そのためアセトンを使用してもなかなかジェルが浮いてこず、結果的にベースジェルが残りやすくなります。
プライマーを使って施術した場合は、オフの際にいつもより丁寧な前処理や長めの浸透時間を意識することが大切です。
オフしにくいジェルを使っている
オフしにくいジェルを使用していることも、ジェルが爪に残ってしまう原因のひとつです。
特に密着力が高い「ハードジェル」や「長持ちタイプのベースジェル」などはアセトンに反応しにくく、通常のオフ手順ではなかなか落ちないことがあります。
こうしたジェルはプロ仕様であることも多く、セルフネイルではオフに時間がかかってしまったり削りすぎて爪を傷めてしまうリスクも少なくありません。
製品によっては「アセトン不要」や「剥がせるタイプ」など異なる性質を持つものもあるため、それぞれに合ったオフ方法を知っておく必要があります。
使用前には必ずパッケージやメーカーの説明を確認し、自分が使っているジェルの特徴に合わせた正しい手順でオフするようにしましょう。
ベースジェルが残った時の正しい対処法
ベースジェルが残っている場合は、無理矢理剥がしてしまうと自爪にダメージを与えてしまいます。
無理矢理剥がさないようにしましょう。
続いてベースジェルが残っている場合の対処法を紹介していきます。
リムーバーやアセトンで溶かす
オフをしてもジェルがしっかり張り付いていたり、広範囲に残っている場合は、もう一度オフ剤を染み込ませたコットンを巻き、アルミホイルで包みましょう。
少しだからといってウッドスティックやプッシャーでこそぎ取ると、自爪へダメージを与えてしまいます。
爪が傷むリスクはオフの時が一番高いため、手間かもしれませんが、少しずつオフ剤を浸透させてゆっくりジェルを落としてくださいね。
ファイルやマシンで削る
全体的にオフできていて、所々薄っすらジェルが残っている状態なら、ネイルファイルやスポンジバッファー、ネイルマシンを使って表面を整えるようにやさしく削りましょう。
この時、目の粗いファイルを使うと自爪まで削れてしまうため、グリッド数の高いファイルで力を入れないよう削るのがポイントです。
付け替えせずオフだけで終えるなら、最後はシャイナーで仕上げると表面が滑らかになり、光沢感も出るのでおすすめです。
プレパレーションに移る
ジェルが残っている範囲がほんの少しで、オフをしてジェルを付け替えるなら、そのままプレパレーションに移るのもおすすめです。
プレパレーションでキューティクルリムーバーとプッシャーで甘皮ケアをしていると、残っていたジェルがポロッと取れることもあります。
リムーバーやアセトンを長時間巻くのも爪への負担になってしまうので、あらかたオフできたなら、甘皮ケアのときに取り除いたり、ファイルやマシンでサンディングも兼ねて爪表面を整えましょう。
ベースやジェルを残さずキレイにオフする方法
ジェルオフはできれば手早く、ベースやジェルを残さず一発で終わらせたいですよね。
スピーディーかつキレイに終わらせるために、気をつけるべきポイントを解説していきます。
残りやすい箇所は事前に削る
ジェルオフに時間がかかってしまう一番の原因は、削りが甘いことです。
ジェルに厚みが残っている場合、オフ剤の浸透も悪く、何度もアルミを巻き直すことになってしまいます。
削りの時からできるだけベースを薄くしておくことが、スピーディにオフする秘訣です。
特に爪先やサイドのキワ部分など、残りやすいところはよく削っておきましょう。
アルミを巻いてしっかり時間を置く
リムーバーやアセトンが浸透するまである程度時間が必要なため、アルミを巻いてからしっかり時間を置きましょう。
特にベースジェルが一番落としにくいので、置き時間はメーカーが推奨している時間をきっちり守ってくださいね。
また、冷え性で手が冷えやすい方、冬場など気温の低い時はオフ剤の反応が悪くなってしまいます。
そういった方には、カイロを持ってもらう、タオルを巻くなど、手を温めるよう工夫するのもおすすめです。
リムーバーが蒸発する前に落とす
ジェルリムーバーやアセトンなどのオフ剤は、揮発性がありすぐに乾燥してしまいます。
アルミを外した後、蒸発する前に素早くジェルを取り除きましょう。
ジェルをしっかり薄く削れていると、オフ剤が素早く反応してくれます。
スピーディーにオフするために、ベースジェルも出来るだけ薄く削ってくださいね。
まとめ
ジェルネイルのオフは、やり方が悪いと自爪を傷めることになってしまいます。
オフはなるべく負担をかけずスピーディーに行うことが鉄則!
ベースジェルが残っているかをしっかり見極めて、出来るだけ薄く削る、オフ剤の浸透時間はメーカー推奨時間を守るなどのポイントを意識しましょう。
オフでの爪への負担を減らし、キレイな爪でのジェルネイルを楽しんでくださいね。