ネイリストは休みが少ないと言われていますが、それは本当でしょうか?
ネイリストを目指している人にとって、働き初めてからのお休み事情は気になりますよね。
確かにサービス業であるネイリストは、美容師と同じように「土日出勤は当たり前で休みが少ない・労働時間が長い」というイメージが強いかもしれません。
実際、ネイルのお客様は土日や祝日に集中することが多く、休みは平日になりがちです。
しかし、最近は働き方改革や子育て中のネイリストにも働きやすい環境を整えてくれるサロンも増えてきました。
今回は、ネイリストは休みが少ないってホント?という疑問について、また土日・祝に休めないと言われる理由やネイリストの働き方など、「ネイリストの休み事情」について詳しく解説します。
これからネイリストとして働きたい方は、参考にしてみて下さい♪
- ネイリストの休みは月に何日くらい?
- ・月8日、平日休み、週休二日制が多い
- ・希望休を出せば土日も休めるが毎週は難しい
- ・連休が取れるのは年末年始くらいのことが多い
- 平日休みのメリットは?
- ・土日祝日に比べて空いている
- ・旅行費用が安く抑えられる
- ネイリストの休みの日の過ごし方
- ・ゆっくりと体をいたわる
- ・話題のスポット・イベントに行ってみる
- ・美術館などへ行って感性を磨く
- ・SNSでネイルトレンドを勉強する
- ・研修会や勉強会を開催しているサロンもある
- ネイリストの主な働き方
- ・勤務体制はシフト制がほとんど
- ・勤務時間は立場によって違う
- よくある質問
- ・現在子育て中なので土日休みが希望。土日休みで働くのは無理?
- ・ネイルサロンに定休日はないの?
- ・土日祝にどうしても休みたい時はいつ言えばいいの?
- まとめ
ネイリストの休みは月に何日くらい?
冒頭でもお話した通り、ネイリストは休みが少なく労働時間が長いというイメージを持っている人は多いです。
そこで、まずは「ネイリストのお休み事情」について解説します。
月8日、平日休み、週休二日制が多い
ネイリストの基本的な休みは、週休二日制で月に8日ほどもらえることが多いです。
昔は繁忙期に連続出勤などありましたが、最近では働き方改革もあり安定した休みを確保できるようになりました。
ただし、土日祝日はお客様のご来店が増えるので、休みは平日になることがほとんど。
二連休がもらえる時もありますが、サロン事情や予約状況によってシフトの組み方は様々です。
希望休を出せば土日も休めるが毎週は難しい
結婚式や子供の行事など、大切な用事があれば希望休で土日に休みをもらうことも可能です。
ですがサービス業にとって土日はお客様が集中する曜日ですので、サロン側としてはあまり休んで欲しくないのが本音。
毎週休むことは難しいので、ネイリストになった以上そこは対応していきましょう。
また、休む場合は早めに申告しておくことも大切です。
連休が取れるのは年末年始くらいのことが多い
サロンによって休みのしくみは様々ですが、ネイリストは基本まとまった休みを取るのが難しく、大型連休になるのは年末年始くらいです。
定休日のあるサロンだと二連休や三連休ならできるかもしれませんが、年中無休の店舗だと連休自体取りにくいかもしれません。
しかし、サロンによって早めに相談していれば配慮してくれる可能性があります。
旅行に行く場合などは、お店側と他のスタッフにも伝えて、事前に調整してもらいましょう。
平日休みのメリットは?
おわかりいただけたように、やはりネイリストの休みは平日になることが多いです。
しかし、実は平日休みならではのメリットもたくさんあります!
そのため、平日休みに慣れてしまうと「もう土日休みには戻れない」という人がほとんど。
ここでは平日休みならではのメリットをご紹介します。
土日祝日に比べて空いている
多くの学校や企業は土日祝日休みが多いので、平日休みだと土日に比べて混雑しているところが少ないです。
食事や買い物を、待ち時間が少なくスムーズに済ますことができるのは嬉しいですよね。
また、役所や病院などに行きやすいといったメリットもあります。
旅行費用が安く抑えられる
宿泊費は平日と休日で料金がだいぶ違いますよね。
平日休みだと宿泊費を安く抑えられるので、お得に旅行を楽しむことができます。
また、観光地やテーマパークなど、旅行先の観光スポットも休日に比べて空いているため、人混みのストレスを減らすことも可能!
旅行好きの方や、アクティブに出かける方にとって、平日休みは大きなメリットになります。
ネイリストの休みの日の過ごし方
ネイリストは、休みの日にどんなことをして過ごしているのでしょうか。
よくあるネイリストの休日の過ごし方を紹介していきます。
ゆっくりと体をいたわる
ネイリストは一人の接客時間が長く、接客での気疲れはもちろん、肩こり、腰痛、首こり、眼精疲労、腕の疲れなど、身体の一部にかなりの負担がかかります。
その疲れを癒すには、やっぱり休息が必要です。
慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている方も多いので、マッサージや整体で身体を整える方もいます。
オンとオフの切り替えを上手に行うのが、ネイリストを長く続ける秘訣です。
話題のスポット・イベントに行ってみる
ネイルの技術だけでなく、気持ちの良い接客もネイリストにとって大事な仕事です。
長時間マンツーマンで過ごすので、ネイリストとの会話を楽しみにしているお客様も少なくありません。
話題のスポットやイベントに行き、お客様との会話のネタをストックしておくことも接客テクニックの一つ。
また、イベントやスポットで季節感を感じると新しいデザインのインスピレーションが湧いてきたりもするので、休息日だけでなく出かける休日も作ってくださいね。
美術館などへ行って感性を磨く
美術館で感性を磨くネイリストもいます。
ネイルアートと絵画、ジャンルは違えど同じ芸術作品。
絵画やアート作品からは、色彩や技法、視点など、様々な学びがあります。
美しい作品に刺激を受け、色の組み合わせを閃いたり、新しいアートイメージが湧いてくることも!
展示は季節によって変わるので、新しい刺激を求めるならおすすめです。
SNSでネイルトレンドを勉強する
トレンド情報のチェックも大切な仕事です。
今の時代流行やNEWアイテムなどSNSで簡単に知ることができるので、お客様も最新の情報にとても詳しいです。
それに対応できるよう、こちら側もしっかり勉強しておく必要があります。
トレンドの勉強とともに、デザインの練習もしっかり行ってお客様に対応していきましょう。
研修会や勉強会を開催しているサロンもある
サロンによっては、研修会や勉強会を行っているところもあります。
技術や知識のスキルアップ、トレンドデザインに対応するのが主な目的です。
『休みの日に研修なんて‥』と思うかもしれませんが、事前に準備ができているとより良い技術や深い知識をお客様に提供できるため、お客様の満足度やリピート率に繋がります。
その結果、指名が増えたり、売上げが上がって給与アップになったりと、新しい技術や知識を得ることで自分にちゃんと返ってきます♪
ネイリストとしてスキルアップしたい方は積極的に参加しましょう。
ネイリストの主な働き方
ネイリストは大きく分けて2つの働き方があります。
続いて、それぞれの働き方について解説していきますね。
勤務体制はシフト制がほとんど
主な働き方の一つとして、「勤務体制はシフト制である」ことを認識しておきましょう。
サロンによって営業時間や定休日は異なりますが、あらかじめ契約した時間でシフトを組まれる場合がほとんどです。
営業時間が長いサロンは、早番や遅番など出勤時間や退勤時間が日によって違うこともあります。
勤務時間は立場によって違う
もう一つの働き方は、立場によって変わります。
各立場別に分けて解説していきます。
■正社員の場合
正社員の場合は、会社員として企業の就業規則に乗っ取って勤務することになります。
会社によって違いはありますが、基本は1日8時間労働、週休2日制を設けていることが多いです。
「フルタイムで働きたい」「ネイリストとしてスキルアップしたい」と考えるならば、まずは正社員として就職しましょう。
キャリアを積めば、講師業務や管理職、役員となって経営側にまわるなど、様々な道が開けます。
ただし、サービス業であるネイリストは土日の休み、長期休暇が取りづらいデメリットもあります。
■アルバイトやパートの場合
アルバイトやパートは、契約で決められた時間働くようになります。
ただし、施術が終わらない場合や、お客様が残っている場合などは、勤務時間が過ぎても働かざるを得ないので、残業があることも頭に入れておきましょう。
結婚や出産など、ライフスタイルの変化で正社員からパート勤務になる方もいます。
■独立・開業している場合
独立・開業している場合の働き方は、自分次第です。
サロンと同じように営業時間と定休日をきっちり決めてフルで働く方もいますし、子育てに合わせて平日のみの営業や、完全予約制にして予約日だけ働くなど、自由にできるのが独立の最大のメリットになります。
また、一人で開業するのか、誰かを雇うのかでも働き方は変わります。
一人だと自分の都合だけで自由に動けますが、人を雇う場合はきちんとネイルサロンとして運営していく必要がありますよね。
そして、自由である一方「責任は自分で取る」必要がありますし、お客様が来なければ売上は0です。
軌道に乗れば正社員より稼げますが、雇われ時と違い安定した収入が得られにくいことも理解しておきましょう。
よくある質問
ネイリストのお休みに関して「よくある質問」をご紹介します。
現在子育て中なので土日休みが希望。土日休みで働くのは無理?
サロンにもよりますが、ネイルサロンの繁忙曜日は土日祝です。
土日休みが希望だと、よほどのスキルや経験がない限り、就職を希望しても不採用になる可能性が高いでしょう。
毎週ではなく出れる週を設けるなど、歩み寄りを見せれば採用されることもあるため、月一回の土日だけ家族に協力してもらうなどの工夫は必要かもしれません。
ネイルサロンに定休日はないの?
路面に構えているお店なら定休日があることが多いですが、ショッピングモール内の店舗だと、モールの営業に合わせて定休日を設けてないサロンもあります。
就職時にきちんと確認しておくのがおすすめです。
土日祝にどうしても休みたい時はいつ言えばいいの?
土日祝に必ず休みたい場合は、予定が決まった時点で早めに言いましょう。
ネイリストは基本シフト制のため、一カ月前に来月の希望休を出す形になりますが、希望休はあくまで希望です。
必ずしも聞き入れてもらえるわけではないので、結婚式や旅行など、確実に休みが欲しいなら決まった時点で早めに伝えてください。
また、その時他のスタッフにも理由を伝え、希望休が被らないよう配慮してもらうことも大切です。
まとめ
ネイリストは休みが少ないイメージですが、最近では働き方改革の影響もあり、他の一般企業とあまり変わらない勤務体制となっています。
また、サービス業なため土日休みが少なく、基本平日休みになることを頭に入れておきましょう。
休みにゆっくりするのも良いですが、様々なところに出かけて感性を磨いたり、お客様との会話のネタを仕入れるのもおすすめです。
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