オシャレな私服の美容師、カチッとした制服のエステティシャンに対して、ネイリストといえば「エプロン」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実際にネイリストの服装には、エプロンは欠かせないアイテムです!
しかし、エプロンの下の服装や髪型などに決まりはあるのでしょうか?
今回は、ネイリストの服装や髪型、必需品であるエプロン選びのポイントを解説していきます!
- ネイリストの服装は私服か制服有りの2パターン
- ・私服の場合は自由度高め
- ・制服の場合はエプロンやトップスが支給
- ネイリストの服装・髪型・メイクはどうしてるの?
- ・服装は汚れてもOKで動きやすいもの
- ・髪型は顔周りの毛がじゃまにならないようにまとめる
- ・メイクはお店の雰囲気に合わせる
- ・ネイリストのネイルは宣伝効果バツグン!
- 私服勤務のネイリストが注意したいコーデ
- ・ニットやモヘアなど毛が舞いやすい服はNG
- ・露出度が高い服はNG
- ・高価な服・アクセサリーは避ける
- ・汚れが目立たず、洗濯しやすい素材を選ぶ
- サロンワークに便利なエプロン選びのポイント
- ・軽い素材で洗濯しやすいものを選ぶ
- ・肩や首が凝らない工夫があるものを選ぶ
- ・ポケットが付いているものを選ぶ
- まとめ
ネイリストの服装は私服か制服有りの2パターン
まず初めにネイリストの服装は
・私服
・制服
の2パターンになります。
私服、制服それぞれの決まりについて説明いたします。
私服の場合は自由度高め
私服OKのネイルサロンの場合、比較的自由度が高いところが多いでしょう。
トップスもボトムスも特に決まりがないので、サロンの雰囲気に合わせつつ、自分好みの服装で働くネイリストがほとんどです。
しかし、あくまでも接客業であることから、華美過ぎる服装や露出度の高い服装は避けるのが無難です。
また、今はやりのバルーンタイプの袖のトップスや、フレアになっている裾、袖の服は、ネイル施術時に邪魔になる可能性があるため要注意!
制服の場合はエプロンやトップスが支給
制服の場合は、エプロンとTシャツのセットや、ブラウスが支給されるネイルサロンが多いです。
実際に私が昔勤務していたネイルサロンでも店名のロゴ入りのエプロンとTシャツ、黒のパンツ指定でした。
ネイルサロンの場合、エステティシャンのように制服として決まった上下のセットアップや、ワンピースを着るサロンは比較的少なめです。
ネイリストの服装・髪型・メイクはどうしてるの?
一般的なネイルサロンでの服装(エプロンの着用など)について解説しましたが、サロンワークでネイルの作業をするには、向き不向きな服装や髪型があります。
ネイリストの多くは、どのような格好やメイクで働いているのか、筆者の経験もふまえてお伝えします♪
服装は汚れてもOKで動きやすいもの
ネイリストとしてサロンワークをするための服装は、やはり「汚れてもOK」で尚且つ「動きやすい」ものを選ぶのがおすすめです。
とはいえ、いくら汚れてもOKで動きやすいからといって、ジャージやスウェットなどのコーデはNG。
あくまでも接客業としてお客様に失礼のない範囲で、清潔感のある服装を選びましょう。
筆者がネイリストをしていた時は、汚れてもOKなTシャツや汚れの落ちやすいポリエステルのトップスなどを着用していました。
これらは動きやすさも◎なのでおすすめです。
髪型は顔周りの毛がじゃまにならないようにまとめる
次にネイリストの髪型ですが、指定がない場合でも、髪の毛はまとめているネイリストが多いです。
前かがみな体勢が多いサロンワークなため、髪の毛はたった1本でも作業の妨げになります。
また、お客様の指や手にネイリストの髪の毛がかかると不快感を与えてしまうこともあるため、長い髪の毛や前髪は落ちないように留めるのが無難。
しかし、オフィス勤務などとは異なるため、基本的にはヘアカラーは自由なことが多いです♪
ただし、伸びっぱなしでプリンになっている状態などはお客様によって不清潔に感じる人もいるため、髪型や髪色に関しても清潔感を意識するのが大事です。
メイクはお店の雰囲気に合わせる
メイクに関しては、お店の雰囲気に合わせるのが無難でしょう。
落ち着いた雰囲気や高級感のある雰囲気のお店で、あまりに派手なメイクをしていると浮いてしまいます。
派手さ以外にもパンク系のメイクやヘアカラーなどは、ネイルサロンの雰囲気と合わないことも。
来店されるお客様は、そのネイルサロンの雰囲気を好む方が多いため、サロンの雰囲気とあまりにかけ離れたメイクや見た目をしていると、それだけでネイリストとしてのセンスを疑われる可能性もあります。
どうしてもメイクやヘアカラーにこだわりのある人は、自分が好む雰囲気のネイルサロンを選ぶのがおすすめです。
ネイリストのネイルは宣伝効果バツグン!
ネイリストである以上、ネイルデザインに関しては、基本的に制限はないでしょう。
むしろ、ネイリストがしているネイルデザインを見ているお客様は多く、「同じデザインにしてほしいです!」という方も多くいるほど、宣伝効果がバツグンです♪
そのため、その月に推したいおすすめデザインをするのも良し、自分がしたいデザインをするのも良し。
また、高単価なデザインにしてサロンの売上UPに繋げるのも良しです。
私服勤務のネイリストが注意したいコーデ
ネイリストの服装指定がなく私服OKな場合、毎日の服装選びが大変ですよね。
ネイリストは、技術職である反面、接客業でもあるため、やはり常識の範疇内での私服であること、またネイリストとして作業がしやすい服装であることが求められます。
実際に服装を選ぶ際に、気を付けるポイントをお伝えいたします。
ニットやモヘアなど毛が舞いやすい服はNG
ネイルの作業中、特にジェルを扱う作業の時は、ダストや毛などが入り込んでしまうと仕上がりに悪影響です。
お直しやクレームの対象になることも・・・。
そのため、ニットやモヘアのような毛がつく素材のトップスは避けるのが無難です。
露出度が高い服はNG
前述しましたが、ネイリストは技術職である反面、接客業でもあります。
そのため、露出度が高い服装やおしゃれ重視で機能性がない服装は、やはり控えるべきです。
作業に支障がなく、常識の範疇でのおしゃれを楽しむならアリ◎
高価な服・アクセサリーは避ける
ネイルの作業は、ジェルを削る際のダストが舞ったり、気付かぬうちにカラーがついてしまったり・・など意外にも汚れる場面が多いものです。
そのため、高価過ぎるアイテムの着用はおすすめしません。
特に腕時計や指輪などは気を付けましょう!
例えば筆者の昔の同僚のネイリストは、新婚で結婚指輪を付けていたところ、ファイリング中に指輪を少し削ってしまった!なんてことがありました。
以降その同僚は仕事場では結婚指輪は付けずに、家にしまっていました。
自分の服やアクセサリーの破損は残念ながら自己責任になってしまうので、注意が必要です。
汚れが目立たず、洗濯しやすい素材を選ぶ
上記で「汚れてもOKな服装」とお伝えしましたが、あまりにも汚れが目立つ服だと清潔感に欠けるのでNGです。
汚れてもOKだけど、極力汚れが目立たない服を選びましょう。
当たり前ですが、白や淡い色のトップスは汚れが目立ってしまうため、ブラウンやネイビー、グレーなど落ち着いた色の服の方が汚れが目立ちにくくおすすめです。
素材に関しては、ポリエステル生地がおすすめ◎ネイルオフやファイリングの際のダストをはたいて落としやすいですよ♪
寒い時期などカーディガンを羽織ったりする人もいますが、ウールやニット系の素材はダストがまとわりついて落ちにくいので注意が必要です。
サロンワークに便利なエプロン選びのポイント
ネイリストに欠かせないエプロン。
どのようなエプロンを選べばいいのか、ポイントをお伝えします!
軽い素材で洗濯しやすいものを選ぶ
ネイリストの仕事は、座って施術しているだけのように見えて意外と動きます。
店内の掃除や席の準備、フットネイルの作業などはかがむことも。
そのため、軽い素材で動きやすいエプロンがおすすめです。
また、ジェルやスカルプをオフする際は、想像以上のダストが舞ったり、ジェルがついたりしてしまうこともあるため、洗濯しやすい素材のものを選ぶのもポイントです!
洗濯機で丸洗いOKなエプロンを選びましょう♪
肩や首が凝らない工夫があるものを選ぶ
ネイルの作業は、下を向いている時間が多いため、とにかく肩や首が凝ります!
重さのある生地感や硬い素材のエプロンなどは、肩や首に負担がかかってしまうため、柔らかく軽いものを選ぶのがポイントです。
また、紐で結ぶタイプのものかボタンタイプかなど、自分が装着したときに楽なものを選びましょう。
ポケットが付いているものを選ぶ
ポケットがついているエプロンを選ぶこともポイントのひとつです!
お客様にカルテの記入をお願いする際やちょっとした小物を入れておく時など、ポケットは大活躍します。
まとめ
今回は、ネイリストの必需品エプロンや服装、髪型について解説いたしました。
簡単にまとめます。
①ネイリストにエプロンは、必要不可欠!
②ネイリストの服装は、
・私服OKな場合→作業効率も考え、常識の範疇であるもの
・制服の場合→ネイルサロン指定のTシャツやパンツ、エプロン
の2パターン
③ネイリストの髪型や髪色は比較的自由度が高いが、清潔感がポイント
④エプロン選びのポイントは、機能性と洗濯のしやすさ◎
服装や髪型などに関しては、世間的にも自由なイメージのあるネイリストですが、勤務するネイルサロンによって大きく異なります。
文中でもお話しましたが、筆者が昔勤務していたネイルサロン(2店舗)のうち一店舗では、指定エプロン・黒のTシャツ・黒のパンツ・髪型は暗めで夜会巻きスタイル・更に結婚指輪以外のアクセサリーは禁止というルールがありました。
ここまで厳しいネイルサロンは珍しいですが、このネイルサロンはエステと共同店舗であったことも理由です。
このようにネイルサロンの形態やコンセプトによって、服装や髪型などのルールは大きく変わります。
現在、独立して自宅ネイルサロンをしている私は、服装は私服にエプロンですが、自宅ネイルサロンでも私生活とのメリハリをつけるために制服を用意する人もいます。
個人サロンの場合、自分がルールになるため難しいところもありますが、今回ご紹介したことを服装やエプロン選びの参考にしてくださいね♪