マニキュアに含まれる成分が人体に及ぼす危険性とは?使うときの注意点 | ネイル女子

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ネイルを積極的に楽しんでいる方にとって、マニキュアはとても身近なアイテムですよね。

100均やドラッグストアなどには様々な種類のマニキュアが販売されており、気軽にセルフネイルができるので、重宝されている方も多いのではないでしょうか。

しかし、中にはマニキュアの成分や危険性を懸念する声もあり、不安を感じている方もいらっしゃるようです。

そこで今回はマニキュアの成分が危険と言われる理由や、注意したい成分、使用する時に押さえておくべきポイントを解説していきます。

後半では有害物質フリーのマニキュアもご紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

マニキュアが危険と言われる理由

白衣の女性の注意喚起イメージ

日常的にネイルを楽しんでいる方にとって、「マニキュアは危険」という噂は非常に気になる話題ですよね。
マニキュアは多くの方が当たり前のように使用しているものの、どこかで不安を感じている方も少なくないかもしれません。

そもそも、なぜマニキュアが危険と噂されるのでしょうか。
ここでは、その理由についてわかりやすく解説していきます。

化学物質や成分の懸念

前提として、マニキュアは正しく使用すれば大きな危険を伴うものではありません。
しかし、配合されている成分によっては、健康に影響を及ぼす恐れもあるので注意が必要です。

特に多くのマニキュアに含まれている揮発性有機化合物(ホルムアルデヒド、トルエン、フタル酸ジブチル、アセトン等)は、使用方法によっては頭痛やめまい、吐き気などの健康リスクを引き起こす可能性があります。

また、長時間の使用や大量使用によって、子供や妊婦の体に悪影響を及ぼすことも少なくありません。このような背景から「マニキュアは危険」という噂が広まったと考えられます。

アレルギーや皮膚炎のおそれ

マニキュアに含まれる化学物質や成分によって、アレルギーや皮膚炎といった肌トラブルを引き起こす恐れもあります。
特に敏感肌の方やマニキュアを頻繁に使用する方は、皮膚に何らかの異常が現れることもあるため、注意が必要です。

もちろん、マニキュアを使用した全ての方に肌トラブルが起こるわけではありませんが、場合によっては赤みやかゆみ、乾燥、湿疹、水ぶくれなどの症状が現れることがあります。

マニキュアとアレルギーの関係はこちらの記事で解説しています!

発がん性物質検出による回収があったから

過去に100均で販売されていたマニキュアから、発がん性物質・ホルムアルデヒドが検出され、自主回収されたというニュースがありました。

発がん性物質が検出されたマニキュアは、その後すぐに販売停止をしましたが、この一件によりマニキュアに対して危険なイメージを抱いてしまった方が多いようです。

発がん性物質・ホルムアルデヒドに関する詳しい内容は、「マニキュアの成分で注意したいもの4つ」の項目で解説していきますので、ぜひそちらもご覧ください。

マニキュアの注意したい成分4つ

マニキュアを塗っている手元のアップ

近年のマニキュアは安全性の高い商品が多いため、基本的には安心して使用できます。
しかし、過去の事例にもあったように、商品によっては危険な成分が含まれている可能性がゼロとは言い切れません。

ここでは、マニキュアに配合される可能性のある成分の中でも、特に注意したい4つの成分について解説していきます。

ホルムアルデヒド

ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色透明の気体で、合成樹脂の原料や界面活性剤、接着剤、塗料などに使用されています。
日本国内では、マニキュアを含む化粧品への配合が禁止されている化学物質です。
 
ホルムアルデヒドは人間の粘膜を刺激する物質のため、目に違和感を感じて涙が出る、喉の乾きや痛みを感じるなどといった、シックハウス症候群の原因にもなります。

前述した、過去に販売停止となった100均のマニキュアに含まれていた発がん性物質が、このホルムアルデヒドです。
実際にホルムアルデヒドが配合されているマニキュアを使用した消費者からは、手荒れや爪の変色といった被害が寄せられたとの情報もあります。

現在、日本国内で販売されているマニキュアにホルムアルデヒドが配合されている可能性は極めて低いですが、決して油断せずに注意することが重要です。

トルエン

トルエンは塗料や接着剤の溶剤などに使用されている、揮発性の高い化学物質です。

シンナーのような強い刺激臭があり、高濃度のトルエンを吸い込むと目や気道に刺激を感じたり、吐き気や精神錯乱、意識低下が起こったりする恐れがあります。

安全面を第一に考えるのであればトルエンが配合されたものは避け、「トルエンフリー」と謳っているマニキュアを使用するのがおすすめです。

フタル酸ジブチル

フタル酸ジブチルは「DBP」とも呼ばれ、樹脂の可塑剤や接着剤、洗剤、化粧品原料、医療用品といった、多くのものに使用されている成分です。

このフタル酸ジブチルは、子供や妊婦の方を中心に健康被害も報告されており、糖尿病や生殖障害などを引き起こす恐れもあると言われています。

健康面や安全面を考慮した場合、フタル酸ジブチルもマニキュアを選ぶ時には避けたい成分のひとつだと言えるでしょう。

アセトン

アセトンは除光液やジェルリムーバーに含まれている成分で、塗料や接着剤などでも使用されています。
マニキュアに含まれている成分ではありませんが、除光液はオフの必須アイテムでもあるため、ネイル関連の危険物として把握しておきましょう。

アセトンは常温で高い揮発性を有しており、強い引火性もあります。
このアセトンを過剰に吸い込むと、頭痛やめまい、喉の痛みといった体調不良を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

また、アセトンは非常に脱脂力が高いため、頻繁に使用すると爪や皮膚の乾燥を招いてしまうので気をつけましょう。

ちなみに、アセトンが含まれた除光液は、ラメやグリッターなどがミックスされた頑固なマニキュアをスピーディーに落とせるというメリットもあり、決してマイナス面ばかりではありません。

また、アセトンはジェルネイルを溶かしてオフする時には必須のアイテムでもあるため、ネイルを楽しむ上で絶対に避けなければいけない成分という訳ではありません。
正しく使用すれば、問題ないことがほとんどでしょう。

しかし、マニキュアを落とす時は、必ずしもアセトンが含まれている除光液でなくても問題ありません。刺激臭や強い脱脂力などが気になる方は、アセトンフリーのものを購入することをおすすめします。

マニキュアを扱うときの注意点

セルフネイル中のルームウェアの女性

せっかくマニキュアで指先を美しく彩るのなら、安心して気分良く楽しみたいですよね。
マニキュアは正しい方法で使用すれば、基本的には大きなトラブルが起こることは少ないです。

ここでは、マニキュアを使う時に押さえておくべき注意点を解説していくので、ぜひ実践してみてくださいね。

子どもの手の届かないところに置く

小さなお子様やペットと暮らしている方は、マニキュアや除光液などのネイル用品の誤飲に気をつけましょう。

用途を守って使用すれば問題のないネイル用品であっても、小さなお子様やペットが誤って口に含んだり、ボトルを倒して目などに入ったりしたら大変です。

ネイル用品を使用していない時は専用BOXや棚の中などに片付けて、お子様やペットの手に届かないようにすることが大切なポイントだと言えます。

また、マニキュアや除光液などのネイル用品を使用する時は、お子様やペットがいる部屋を避けるなど、気を配ることも重要です。

大人よりも体の小さなお子様やペットにとって、揮発性の成分はより大きな害になる恐れがあるため、気をつけてあげてくださいね。

皮膚に付けない

マニキュアを塗る時は、なるべく皮膚に液が付かないように気をつけましょう。
マニキュア液が皮膚に付着すると刺激になり、乾燥や肌荒れ、アレルギー反応を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

万が一、皮膚にマニキュア液が付いてしまった場合は、すぐにウッドスティックなどでやさしく除去しましょう。
そのまま放置すると、皮膚に色素沈着する恐れもあるため、早めに対応することが重要です。

換気をする

前項で解説してきた通り、マニキュアや除光液には高い揮発性を有し、高濃度で吸い込むと体調不良を引き起こす恐れのある成分が含まれている商品もあります。

そのため、密閉された室内でマニキュアを使用することは避け、必ず換気をしながら施術を行うことが重要なポイントです。

部屋の窓を開けたり換気扇を回したりして、室内の空気中にマニキュアや除光液の成分が充満しないように気をつけましょう。

火気に近づけない

マニキュアや除光液などのネイル用品は火気厳禁のものが多いため、周囲に火の気がある場所では使用しないことがポイントです。

マニキュアや除光液を使用しながらタバコを吸ったり、ストーブの近くで施術を行ったりするのは、非常に危険なので絶対にやめましょう。

アセトンフリーの除光液を使う

皮膚や体への健康リスクが気になる場合は、マニキュアを落とす時にアセトンフリーの除光液を使用することをおすすめします。

アセトンが配合された除光液は、ラメやグリッターなどの頑固なネイルを落とす時には便利ですが、皮膚の乾燥を招いたり、刺激臭で気分が悪くなったりすることがあるため、注意が必要です。

その点、アセトンフリーの除光液は除去力こそやや弱めですが、皮膚が乾燥しにくく、アセトンによるアレルギーの予防にもつながります。

有害物質フリーのマニキュアで安心

マニキュアとネイル道具のディスプレイイメージ

マニキュアを塗る時に、「できれば安全性の高い成分の商品を使いたい」と思う方は多いのではないでしょうか。
実は、有害物質が含まれていないマニキュアは、市販でもいくつか販売されています。

ここでは、その中でも特におすすめの有害物質フリーのマニキュアをご紹介していきましょう。

胡粉ネイル

「胡粉ネイル」は、京都で誕生した爪にやさしい水溶性のマニキュアです。

有機溶剤を使用していないので、通常のマニキュアのようなツンとした刺激臭がありません。
刺激が少ない処方であることから、お子様や妊婦さん、病気で療養されている方も安心して使用できます。

水溶性のためアルコールで落とすことができ、爪への負担が少なくて済むのも大きな魅力です。
さらに、軽い塗り心地で速乾性もあるため、仕事や家事などで忙しい方にもおすすめします。

「ミントアイス」や「いちごみるく」といった、乙女心をくすぐる可愛らしいカラーバリエーションが揃っていることも嬉しいポイントです。

sundays(サンデイズ) ネイルポリッシュ

「sundays(サンデイズ)」のネイルポリッシュは、ニューヨークで誕生したナチュラルネイルブランドから発売されている商品です。

ネイルを楽しむ方の健康を考えて開発されたマニキュアで、身体に害を及ぼす恐れのある10種類の化学物質をカットしています。

もちろん、前項で解説した「ホルムアルデヒド」「トルエン」「フタル酸ジブチル」も含まれておらず、
メープルや白樺などの天然由来成分で作られていることが特徴です。

また、プロ用の製品でもあるため、色味や輝き方が美しく、ひと塗りで綺麗に発色してくれます。
ラウンドカットされた特別仕様のハケが付いているので、塗りやすさも抜群です。

まとめ

赤いマニキュアを塗っている手元

今回の記事では、マニキュアの成分が危険と言われる理由や、注意したい成分などをお届けしました。

基本的にマニキュアは、配合されている成分に気をつけながら選んで、正しく使用すれば大きな問題が起こることは少ないです。

それでも心配な方は、本記事でご紹介した有害物質フリーのマニキュアを試してみると良いでしょう。
塗りやすくて可愛らしいカラーが勢揃いしているので、とってもおすすめですよ!

今後も健康面や安全面に十分気をつけながら、マニキュアで指先のおしゃれを楽しんでくださいね。

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