ジェルネイルをする際、「硬化時間」はとても重要です。
適切な硬化時間を守らないとジェルが完全に硬化せず、シワやツヤのない仕上がりになってしまうことも。
実は硬化時間は使用するジェルやライトによって異なることを知っていましたか?
この記事ではジェルネイルの硬化時間について詳しく解説し、失敗しないためのコツやジェルをきれいに硬化するための方法を紹介していきます。
きれいなジェルネイルを長持ちさせたいセルフネイラーさん必見!
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
- ジェルネイルの正しい硬化時間はどのくらい?
- ・ライトやジェルの種類で違う
- ・数秒だけ硬化することを「仮硬化」という
- ジェルネイルの硬化ライトは2種類
- ・現在一般的な「LEDライト」
- ・以前は主流だった「UVライト」
- ジェルネイルによって硬化時間が変わる理由
- ・ジェルの透明度の違い
- ・ライトのワット数の違い
- ジェルネイルの硬化時間を守らないとどうなる?
- ・ジェルが半生状態になる、シワがよる
- ・ジェルにツヤがなく曇る
- 硬化時間を守っているのにジェルが固まらない原因と対処法
- ・UVライトの寿命が尽きていないか確認する
- ・カラージェルは「薄め」で重ね塗りする
- ・ライトの光は爪全体にムラなくあてる
- ・ジェルとライトのワット数や波長が合っているか確認する
- ・UV・LED両方に対応しているライトを使う
- まとめ
ジェルネイルの正しい硬化時間はどのくらい?
ジェルネイルはライトに入れれば硬化します。
では、ジェルネイルの硬化時間はどのくらいなのか正確に知っているでしょうか?
実はあまりよくわかっていなくて「とりあえず1分でいいや・・・、30秒でいいや・・・」など、なんとなく感覚で硬化している方は多いです。
この記事ではジェルネイルの硬化時間について詳しく解説し、失敗しないためのコツやジェルをきれいに硬化するための方法を紹介していきます。
しかし、ジェルネイルで失敗しないためには硬化時間について知っておくことがとても大切です。
まずは、ジェルネイルの硬化時間について解説していきます。
ライトやジェルの種類で違う
ジェルネイルの硬化時間は、使用するジェルやライトの種類・出力などによって異なります。
従来のジェルネイルは硬化に時間がかかり、施術時間も長くなりがちでした。
しかし近年ではLEDライトが普及し、ジェルネイルの硬化時間が大幅に短縮されました。
今では30秒で完全硬化するものが多く、中には20秒程で完全硬化するジェルもあります。
ただし、セルフネイルによく使われているダイソーなどの100均ジェルは1分硬化のものが多いので注意しましょう。
UVライトの場合は完全硬化するのに2分〜3分程度かかります。
■同じメーカーでもベース・トップ・カラージェルで硬化時間は違う
ちなみに、同じメーカーでもベースジェル・トップジェル・カラージェルなど、用途によって硬化時間は違ってきます。
数秒だけ硬化することを「仮硬化」という
ジェルを完全に硬化させるのではなく、数秒だけライトに当ててジェルの表面だけ軽く固める事を仮硬化といいます。
仮硬化の時間は使用するジェルやライトの種類・出力によって異なりますがLEDライトの場合は5〜10秒、UVライトの場合は10〜30秒が目安です。
仮硬化することでスムーズに次の施術行程に進むことができ、大幅な施術時間の短縮になるでしょう。
また、細かなアートをする場合などにも仮硬化はとても重要で、アート中にジェルが固まっていない状態で時間が経つとジェルが流れてデザインが崩れてしまう事があります。
一気に固めず、少しずつ仮硬化をする事で繊細できれいなアートを作ることができますよ。
ジェルネイルの硬化ライトは2種類
ご存じの通り、ジェルネイルをするなら欠かせないのが「硬化ライト」です。
ジェルネイルには主に2種類の硬化ライト「LEDライト」と「UVライト」があり、それぞれの特徴や使用方法があります。
ここでは一般的に使用されるLEDライトとUVライトについて、それぞれの違いや選び方を解説していきます。
現在一般的な「LEDライト」
近年のネイルシーンで最も人気が高いのがLEDライトです。
理由はなんといっても短い硬化時間にあり、LEDライトは特定の波長の光を照射することでジェルを素早く硬化させます。
わずか数秒から数十秒で硬化できるのが大きな魅力で、忙しい方でも気軽にネイルを楽しむことができるでしょう。
また、LEDライト電球の寿命は半永久的なので電球の交換をする必要がないのもメリットです。
しかし、全てのジェルがLEDライトに対応しているわけではないので気を付けなければいけません。
LEDライトを使う場合は必ずLED対応のジェルを選ぶように注意しましょう。
以前は主流だった「UVライト」
UVライトは従来からあるタイプの硬化ライトです。
LEDライトに比べて価格が安く、今ではほとんどのジェルに対応していることがメリットです。
しかし硬化時間が長く、完全硬化には2〜3分かかってしまいます。
更にUVライトは電球に寿命があり、半年ほど使い続けるとUVの光が弱くなるため定期的な交換が必要なので注意しましょう。
UVの光が弱くなるとジェルの硬化不良の原因となります。
ジェルネイルによって硬化時間が変わる理由
実は硬化時間は、使用するジェルの種類やライトの特性に大きく影響します。
原因はジェルの透明度やライトのワット数・さらにはジェルの成分が関係しているからです。
なぜ透明感のあるジェルは早く固まるのか?なぜ高いワット数のライトを使うと硬化が速くなるのか?
ここではそんな疑問について詳しく解説していきます。
ジェルの透明度の違い
ジェルの透明度の違いが硬化時間に影響を与える理由は、ジェルの光の透過性に関係しています。
クリアジェルや透明感のあるジェルは光を通しやすいため、硬化ライトの光がジェルの内部まで均一に届きやすく比較的短時間で硬化します。
カラージェルやマットジェルなどの色素が含まれているジェルは光を吸収したり反射したりするため、硬化ライトの光がジェルの内部に届きにくくなります。
その結果、光がジェル全体に均等に行き渡らず硬化に時間がかかります。
特に濃い色のジェルやパール感のあるジェルは光を反射しやすく、完全に硬化させるために通常よりも長い時間が必要になることがあります。
ライトのワット数の違い
ライトのワット数の違いが硬化時間に影響を与える理由は、ワット数がライトの出力エネルギーを決定するためです。
これにより、ジェルの硬化速度が直接関係してきます。
ワット数が高いと強い光でジェルがすばやく反応し硬化するのが早くなるため、施術時間を短縮することが可能です。
逆にワット数が低いと光のエネルギーがジェル全体に届くのに時間がかかり、完全に硬化させるには長時間照射しないといけません。
しかし、ライトのワット数が高すぎるとジェルの種類によっては過剰な熱を発生させることがあります。
これによりジェルが硬化不良やヒビ割れを引き起こす原因になることもあるので、適切なワット数のライトを選ぶことが重要です。
ジェルネイルの硬化時間を守らないとどうなる?
では、ジェルネイルの硬化時間を守らないとジェルはどうなってしまうのでしょうか?
よくありがちな主な現象をお伝えします。
ジェルが半生状態になる・シワがよる
ジェルネイルの硬化時間が足りないと、ジェルが完全に固まらず半生状態になることがあります。
表面を触ると固まっているように感じますが、内部はまだ柔らかくて硬化が不完全な状態です。
ジェルが固まっていない部分が引っ張られると、シワがよったりひび割れが生じる原因になることも。
しっかりとした硬化時間を守ることで、こうした不具合を防ぐことができるので気をつけましょう。
ジェルにツヤがなく曇る
硬化時間が足りないと、ジェルが完全に硬化せず表面が均一に固まらなくなります。
その結果、ジェルにツヤがなくなり曇ったような仕上がりになることも。
これは特にトップジェルを塗布した後に硬化時間が足りないと起こりやすい現象です。
ツヤのある美しい仕上がりを長期間持続するために、トップジェルを塗った後は十分な硬化時間を確保するようにしましょう。
硬化時間を守っているのにジェルが固まらない原因と対処法
硬化時間を守っているのにジェルが固まらない場合、いくつかの原因が考えられます。
ここでは代表的な原因とその対処法を解説していきます。
それぞれの対処法がなぜ効果的なのかもご説明しますので、しっかりと確認してみてください。
UVライトの寿命が尽きていないか確認する
UVライトは一定時間使用することで光の強度が弱くなり、ジェルが十分に硬化しない原因になります。
その結果、ジェルが完全に硬化せずに半乾きの状態になってしまうことも。
この問題を防ぐためには定期的にUVライトをチェックし、ランプの寿命を確認しましょう。
UVライトの交換目安は使用頻度やライトの種類によっても異なりますが、一般的に約6ヵ月~1年と言われています。
ライトを新しくすることでジェルの硬化がスムーズに行えるようになりますよ。
カラージェルは「薄め」で重ね塗りする
カラージェルを塗る際に厚く塗りすぎてしまうと、内側が固まらないままで外側だけが硬化してしまいます。
この状態ではジェル全体がきちんと固まらず、ツヤがなかったり曇った仕上がりになることも。
そのため、カラージェルは1度の塗布で厚塗りするのではなく、薄く塗り重ねていくことが大切です。
薄く重ねることでジェル全体が均等に硬化し、表面が美しく仕上がります。
また、各層を硬化させてから次の層を塗ることで硬化不良を防ぐことができます。
重ね塗りをする際はジェルを均一に塗布し、ライトでしっかり硬化させることを心がけましょう。
ライトの光は爪全体にムラなくあてる
ライトを使用する際に光が爪全体に当たらないと、ジェルが均一に硬化しないで部分的な硬化不良が起こることがあります。
ライトは爪全体にムラなく光が当たるように、手や指をしっかりと配置して光の角度を調整することが重要です。
特に爪の端や角などの部分は光に当たりにくく硬化が不完全になることが多いため、爪全体に均等に光が当たるように心掛けましょう。
こうすることでジェルが均等に硬化し、美しく長持ちする仕上がりになります。
ジェルとライトのワット数や波長が合っているか確認する
ジェルとライトのワット数や波長が合っていない場合も、硬化不良が起こる可能性があります。
ジェルにはUVライト専用やLEDライト専用のものがあり、それぞれに適したライトを選ぶことが大切です。
使うジェルとライトの種類が合っていないと硬化しないので注意しましょう。
種類が合っていてもワット数が小さすぎるものは硬化不良が起こりやすいので、使用前にジェルの説明書やパッケージを確認して最適なライトを選んでください。
UV・LED両方に対応しているライトを使う
ジェルにはUV専用やLED専用、または両方に対応したものがあります。
UV・LED両方に対応したライトはどの種類のジェルでもしっかり硬化させることができるので、とても便利です。
UV専用ジェルやLED専用ジェルを使用している場合でも両方に対応するライトを使うことで、硬化不良の心配を防いで全体的に均等に硬化させることができます。
ライトとジェルの相性を気にせずジェルネイルの美しい仕上がりを長持ちさせるためは、両方に対応したライトの使用がおすすめですよ。
まとめ
ジェルネイルの硬化時間はジェルの種類やライトのワット数・ジェルの透明度によっても変わります。
適切な硬化時間を守らないとジェルが半生状態になったり、シワや曇りが発生する原因になるので注意が必要です。
特にライトの寿命が尽きていたりワット数や波長が合っていない場合は十分に硬化しないことがあるため、定期的に確認するようにしましょう。
硬化用ライトはUV・LED両方に対応したライトを使うことで、ライトとジェルの相性を気にせず安定した硬化が可能になるのでとても便利です。
ジェルネイルを綺麗に長持ちさせるために硬化の方法や時間をしっかり守り、道具の選び方や塗り方にも注意するようにしましょう。
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