ネイリストのマスクはなぜ必要?マスクしていても声がこもらず聞き取りやすい理由 | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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マスク生活がすっかり定着した昨今ですが、コミュニケーションを取る時に表情が読み取れない、メイクが落ちるなど、マスク生活に慣れるまでは不便なこともありました。しかし今ではそれにもすっかり慣れ、マスクコーデや目元のメイクにこだわるなど、それぞれに工夫しながら上手に楽しんでいます。ただ「声」はマスクをしていない状態に比べると、こもりがちに・・・。そのため以前よりも、会話が聞き取りにくくなったと感じている人も多いようです。ところがどうでしょう。ネイリストは常にマスクをしながらしっかりお客様とコミュニケーションを取っていませんか?しかもネイルの施術中は、顔が下向きになっています。それでも問題なくネイリストとお客様は普通にコミュニケーションが取れていますよね。それはなぜでしょうか?実は、「声の出し方」と「声の質」にポイントあります。
普段は地声が低かったりボソボソ話したりするネイリストも、接客中はあえて声を高くし、滑舌よくハキハキと会話をするようにしています。これはマスクをして接客することに慣れたネイリストなら、誰でもやっていることです。ネイリストの声がマスクをしていてもこもらずに、聞き取りやすいのはそのためなのです。では、ネイリストはマスクをなぜする必要があるのでしょうか。ネイルサロンは美容業界の中でも特に会話重視の業種です。会話の多い美容院でも、特に美容師がマスクをしていることはありませんよね。今回は、ネイリストのマスクはなぜ必要なのか、についてお伝えします。また、最近ではマスクで口元が隠れているため、表情筋を使わずに小さな声でボソボソと話す人が増えています。これではさらに声はこもってしまい、余計に聞き取りにくくなります。しかもそのままにしていると、下半顔はたるんでいき、声が老けてしまいます。そこでこの記事では、声の要である「声帯」について、またマスクをしていても聞き取りやすく若々しい声を維持する方法も一緒にご紹介します。

マスクでもネイリストの声が聞き取りやすい理由

ネイリストはお客様と会話をしながら、ネイルの施術を行っていきます。通常「声」は、マスクをしているとこもりがちになりますが、ネイリストは常にマスクをしながらしっかりお客様とコミュニケーションを取れています。実は、相手が聞こえやすいような「声の出し方」と「声の質」があるのです。人は元々、高めの声の方が聞き取りやすいです。万人が聞き取りやすい声の音程は、ドレミファソラシドの「ソ」の音といわれています。ネイリストは、最低このくらいのトーンの声を出すように意識して声のボリュームも大きめにしています。お客様とコミュニケーションを取るようにしているのです。
相手に声が届かず何度も聞き返されてしまう人は、「ソ」の高さに近いトーンまで声を高くして話をしてみて下さい。それだけで聞き取りやすい声になりますよ!

ネイリストにはマスクがなぜ必要なのか?

接客業では表情がわかりにくい、声こもるなどの理由から、マスクNGなことも多いです。対面式で個別に接客をするネイルサロンなら、ネイリストはマスクをしない方が良いのでは?そう思う人がいてもおかしくありません。ではなぜネイリストはマスクをしているのでしょうか。それにはちゃんとした理由があるのです。

マスクをする理由

・有害物質から身体を守るため
ジェルネイルをしたことがある人ならご存知のように、ジェルネイルを落とす時はジェルをある程度まで削る必要があります。この時にとても細かい削りカス(ダスト)が大量に出て、空気中に舞っています。粉状のダストの元は当然ジェルです。ジェルはアクリル系の樹脂、つまりプラスチックのようなもの。プラスチックの粉を毎日吸い込むのは、考えただけで具合が悪くなりそうですよね。ジェルのダストは肺で分解されず、排出されることもありません。結果、体内に蓄積されていくことになり、健康被害を引き起こす可能性を秘めています。ネイリストにとってマスクは身体を守るために、必要なものなのです。

・口臭予防
ネイルの施術中、ネイリストとお客様は机1つ挟んだ距離で対面しています。そしてこの距離のまま2時間近く会話をしながら施術を行います。近い距離で会話をするので、口臭があると非常に気になりますよね。他人の口臭はとても不快なもの。万が一、口臭でお客様の気分を害する可能性もあります。エチケットとして、ネイリストはマスクをします。

・体調管理
ネイルの場合、一日に何人ものお客様と近い距離で対面に座り、会話する必要があります。インフルエンザや風邪などにかからないとも言い切れません。マスクをすることで感染予防になるため、マスクをします。

ネイリストにマスクはなぜ必要なのか?それは、ネイリストの健康を守るため、そしてエチケットのために必要があるからです。

実はマスクをしていて困ること

マスクをしていて煩わしさを感じる人は多いと思います。それはネイリストも例外ではありません。ネイリストにとってマスクは仕事をする上で必要不可欠なものですが、実はマスクをしていて困ることもあるのです。

・表情が読み取りにくい
マスクをしていると口元が見えず、表情が読み取りにくくなるので、接客中は意識して目元で笑顔を作る必要がでてきます。そのため目元や額にシワができやすくなってしまうのです。長年ネイリストをやっている人は、目元や額のシワに悩んでいる人が実は多いです。

・肌荒れする
毎日、一日中マスクをしていると、どうしても肌荒れを起こしやすくなります。特に口周りや顎にニキビができやすく、悩んでいるネイリストは多いです。また、頬とマスクが擦れることで、肌はカサカサしたりヒリヒリしたりと、肌荒れを起こしやすく困っている人も多いです。

・メイクが崩れる
一日中マスクをしていると、マクスの下のメイクはドロドロです。そのため仕事の時は、アイメイク以外のメイクはしない方がよいのです。メイク好きの多いネイリストにとって、メイクが思うようにできないのは困ったポイントです。

セルフでもマスクは必要?

ネイリストにマスクが必要な理由はわかりました。ということは、セルフネイルでもマスクはした方が良いのでしょうか?セルフでジェルネイルを楽しむ程度の頻度であれば、特にマスクをする必要はないとされています。もちろん気になる方は、マスクをするに越したことはありません。一日中何人ものダストが舞うネイルサロンにいるネイリストとは違い、セルフで出るダスト程度なら、まず問題ないでしょう!







声帯とは?

声を出す上でなくてはならないのが声帯です。声帯は、喉の奥にある左右対称の1対の筋肉のヒダになっています。声帯の長さは女性が1.1~1.5cm、男性が1.7~2.1cmで、表面はヒアルロン酸や粘膜で覆われています。声帯は息を吸う時は開き、声を出す時は声帯の筋肉が緊張してヒダを閉じ、表面の粘膜が振動して音を出します。声帯の筋肉は5種類あり、それぞれが伸び縮みすることで、声のトーンや声量など声の質を調整する役割を果たしているのです。加齢や声をあまり出さないなどで声帯筋が萎縮して硬くなると、声帯がよく伸びず高い声が出にくくなり、声のハリもなくなります。また表面の粘膜も荒れて声のツヤが失われ、しゃがれてくるのです。

声帯が衰える原因は?

声帯は以下のような原因で衰えていきます。

声帯の筋力の低下

体の他の筋肉と同様、声帯の筋肉も加齢はもちろん、会話のない生活などであまり使われないと衰えていきます。

女性ホルモンの減少

男性の声が低いのは、女性と比べて声帯筋が太いから。女性ホルモンが減少すると女性も声帯筋が太くなり、またむくむなどして声が低くなっていきます。

ヒアルロン酸の不足

声帯の筋肉と表面の粘膜の間にはヒアルロン酸があり、声帯の潤いと柔軟性を維持しています。加齢などでヒアルロン酸が減少すると、声帯筋の伸び縮みや粘膜の振動がうまく行われなくなります。

生活習慣

タバコは粘膜に炎症を起こすので、声帯が腫れ声をかすれさせます。また口呼吸は常に声帯を乾燥に晒し、炎症を起こしやすくして老化を促進します。

聞き取りやすい声を維持しよう

筋肉は使わないと衰えますが、何歳になっても鍛えることができます。それは声帯の筋肉も同じです。以下のことを心がけるだけで、声帯を鍛えることができます。例えば積極的に会話する、歌を歌う、声を出して本を読むなどです。ただ大きな声を出し続けるなど、酷使しすぎは逆効果ですので気を付けましょう。そしてもう一つ大事なのは、喉の保湿です。マスクや加湿器、うがいのほか、起床時や寝る前に吸入器で直接声帯を潤すと効果的です。また、声が出しにくくなったり滑舌が悪くなるのは、喉周辺の外側の筋肉が凝ることも原因です。顎や首周りの筋肉を優しくマッサージしてほぐしてあげましょう。

年中マスクのネイリストが下半顔キープできている理由

マスクをしていると口元が隠れるため、口元の筋肉を使わなくなります。するとフェイスラインや口角がさがったり、ほうれい線が深くなったりします。年中マスクのネイリストも、もちろん他人ごとではありません。そこで、そんな事態を避けるために簡単かつ効果的に行えるトレーニング法があるのでご紹介します。それは「常に舌を意識して上顎にくっつけておく」、たったこれだけ!口は油断すると舌が下がり、半開きの状態になります。大人になると子供のように口をポカーンと半開きにしっぱなしという人は少ないです。しかしマスク生活が長くなったことで、口元に油断が生じ、マスクの下では口が半開きになっている人が増えています。ためしに、舌を上顎にグッと押し当ててみて下さい。顎の下全体の筋肉が、ぐっと締まるのがわかると思います。これにより舌の根本も鍛えられ、舌と連動している喉の声帯筋の筋力アップ、そして滑舌を良くする効果があります。また顎周りの筋肉が鍛えられることで、二重顎、下半顔のたるみ予防にもなります。舌を上顎に押し付けているだけで、これだけの効果が得られるのは嬉しいですよね!このように、いつでもどこでも簡単にでき、すぐに効果が現れるトレーニングはなかなかありません。手を使わずにマスクの中でこっそりとできるので、ぜひ意識して取り入れてみて下さい。

聞き取りやすい声にしよう!

低い声は落ち着いていて安心感がありますが、普段コミュニケーションを取る時は、高めの声の方が聞き取りやすくなります。ちなみによくいわれるのは、ドレミファソラシドの「ソ」の音です。ネイリストなどの接客業の人は、最低このくらいのトーンの声は出していることが多いです。普段使いなら「ソ」の音までいかなくとも、声のトーンをワントーン高くすることを意識しましょう。またマスクをしている場合は声がこもりやすいので、口を大きく開いて話すと自然と滑舌が良くなり、とても聞き取りやすい声になります。本格的に「聞き取りやすく、良い声」を目指す人は、ボイストレーニングなどもおすすめですが、まずはマスクをしながらでも簡単にできることから初めてみてはいかがでしょうか。







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