夏に人気のネイルデザインに「シアーネイル」というものがあります。
ネイルサロンの定額メニューのサンプルにも1つは入る定番かつトレンドのデザインで、どんな爪の長さでも似合いやすいのが特徴です。
シアーネイルデザインは、肌馴染みの良いカラーを選べばナチュラルな雰囲気になりますし、パーツやラメを取り入れれば指先が華やかになるのも魅力といえます。
今回の記事では、シアーネイルのやり方や塗り方のポイントを初心者の方向けにご紹介してまいります。
やり方がわかればマニキュアでのセルフネイルや、セルフジェルネイルでも取り入れやすいのでぜひ挑戦してみてくださいね。
詳しく徹底解説していきますので、初心者さん必見の内容です!
- シアーネイルとは?
- シアーネイルの魅力を解説
- ・肌なじみが良い
- ・透け感が今っぽい
- ・いろんなカラーに挑戦できる
- ジェルでシアーネイルのカラーの作り方
- ・色ムラにならないコツ
- シアーネイルのカラー別おすすめデザイン
- ・シアーベージュはグラデーションでヌーディーに
- ・シアーピンクにはオーロラホログラムを合わせて可愛く
- ・シアーブラウンはニュアンスデザインと相性バッチリ
- ・シアーホワイトはミラーネイルと合わせてシックに
- ・シアーブルーにはマーメイドデザインで夏らしく
- マニキュアでシアーネイルするには?
- ・マニキュアはシアーなカラーを買うほうが◎
- ・色ムラにしないコツはテンポよく塗ること
- ・マニキュアでおすすめのデザイン
- まとめ
シアーネイルとは?
シアーネイルのシアーとは、透明感のあるという意味です。
つまり、シアーネイルとはカラーが透き通っているデザイン全般のことを指します。
施すアートに決まりはないので、ワンカラーのほか、フレンチネイル、ニュアンスネイルであってもシアーカラーがメインならシアーネイルと呼ぶことがあります。
春から夏に特に人気ですが、ブラウンやブラック、ボルドー、カーキなどのシアーカラーは秋から冬にかけて取り入れる方も多いため、1年を通してチャレンジできるネイルデザインです。
クリアネイルと混同されやすいですが、クリアネイルは無色透明がベースになっており、シアーネイルは透け感のあるカラーが使われているという違いがあります。
まずはシアーネイルのやり方の手順や塗り方のコツを紹介していきます。
シアーネイルの魅力を解説
シアーネイルは、ほんのり透け感のあるカラーが魅力のネイルデザインです。
肌になじみやすく、ナチュラルなのに今っぽい雰囲気を演出できることから季節を問わず人気があります。
ここでは、そんなシアーネイルの具体的な魅力について解説していきます。
どんなデザインが自分に合うのか迷っている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
肌なじみが良い
シアーネイルは透け感のある発色が特徴で、地爪の色とやさしくなじみやすいのが魅力です。
肌との境目が目立ちにくいため指先が自然に整って見え、清潔感や上品さを与えてくれます。
なかでもベージュやピンクなどの定番カラーは、シーンを問わず使いやすいのでオフィスネイルとしてもとても人気。
派手すぎず落ち着いた雰囲気を演出したい方にも、シアー系の肌なじみの良さは強い味方になってくれますよ。
どんな肌色でも浮きにくく、ナチュラルな美しさを叶えてくれるのがシアーネイルの大きな特長です。
透け感が今っぽい
シアーネイルが注目されている理由のひとつが、その「透け感」のおしゃれさです。
重たさのない軽やかな仕上がりは、まさに今っぽい抜け感を演出してくれます。
とくに春夏のネイルでは、透明感があるだけで涼しげに見えたり手元が明るく感じられるのが嬉しいポイント。
トレンドの2色使いやラメ・ミラーネイルとの相性も良く、幅広いデザインに応用できるのも魅力です。
シアー感のあるカラーは見た目が柔らかく、重ね塗りすることで奥行きやニュアンスも楽しめるので、ネイル初心者さんもぜひ試してみてくださいね。
いろんなカラーに挑戦できる
シアーネイルの魅力のひとつは、幅広いカラーに気軽に挑戦できることです。
たとえば「赤」や「紫」などの主張が強く感じられる色も、シアー系なら発色がやわらかくなるので指先に自然と溶け込んでくれます。
これまで避けていた色も取り入れやすく、新しい雰囲気に出会えるのが嬉しいですね。
また、2色以上の複数のカラーを重ねても透明感があるため、重たくならず軽やかな印象に仕上がります。
グラデーションやニュアンスアートなども楽しみやすく、表現の幅がぐんと広がるのがシアーネイルの魅力です。
気分に合わせていろんな色を試したくなるのは、シアーならではの遊び心を持ったネイルだからこそ。
新しいカラーに挑戦したいときにもぴったりですよ。
ジェルでシアーネイルのカラーの作り方
シアーネイルをするにはシアーカラーのジェルが必要ですが、わざわざ透け感のあるジェルを購入しなくても、手持ちのカラージェルとクリアジェル(ベースジェル)を混ぜればシアーカラーを作ることができます。
シアーカラーの作り方は簡単で、ネイル用パレット(アルミホイルでOK)にカラージェルとクリアジェルを用意してスパチュラや爪楊枝でよく混ぜ合わせれば完成です。
色味調整のポイントとしては、カラージェルにクリアジェルを混ぜるのではなく、クリアジェルにカラージェルを足していくことです。
スパチュラなどでよく混ぜて色味を確認しながら自分の好みの透け感のカラーを作りましょう。
注意点として、基本的に残ったジェルを保管することは難しいので作りすぎないようにするようにしてくださいね。
色ムラにならないコツ
シアーカラーのジェルを塗る時に色ムラにならないようにするためのオススメの方法は、何度もブラシで塗る工程を行うのではなく、セルフレベリングを待つことです。
セルフレベリングとは、表面張力によって自然に平らになろうとするジェルの性質のこと。
色ムラになりにくいだけでなく、表面もつるんと仕上がるので爪全体にジェルを塗ったら少しの間ジェルを触らず、セルフレベリングで表面が平らになるのを待つのがいいですよ!
また、硬化時間ですが通常の時間よりも少し長めに硬化するほうが確実に固めることができます。
シアーネイルのカラー別おすすめデザイン
ここではシアーネイルのカラー別のおすすめデザインを紹介していきます。
どんなデザインにも合わせやすいのがシアーネイルの魅力の1つなので、基本的には好きなデザインに合わせてOK!
もし合わせ方に迷った時には参考にしてみてくださいね。
シアーベージュはグラデーションでヌーディーに
肌馴染みがいいシアーベージュは、ワンカラーで大人っぽくできるほか、カラーグラデーションにすると一層ヌーディーな雰囲気に仕上げることが可能です。
塗っている感がなく、優しい女性らしいイメージになるのでオフィスネイルにもぴったり。
ベージュの中でも、グレージュのようなグレー寄りのベージュなら少しスタイリッシュな印象になりますよ。
また、ホワイトカラーとマーブルにするとカフェアートのようになってキレイです!
シアーピンクにはオーロラホログラムを合わせて可愛く
シアーピンクはピンクの濃さによってさまざまな雰囲気になりますが、自爪の薄いピンク色が透けるので基本的には血色感が出てイキイキした印象の手元にすることができます。
マットピンクだと重たい雰囲気になってしまうという方はぜひシアーピンクを試してみてください。
シンプルなワンカラーやグラデーションでも可愛らしくなりますが、華やかさがほしい時はオーロラホログラムを乗せるのがアクセントになっておすすめです。
シアーブラウンはニュアンスデザインと相性バッチリ
シアーブラウンは使うだけで抜け感を出すことができる優秀なカラーです。
秋にはオレンジやイエローと組み合わせるだけで、あっという間にべっ甲ネイルが完成します。
クリスタルストーンやアイシングジェルのぷっくりアートと合わせると春夏向けに、ゴールド系のミラーアートやスタッズ、箔、ラメと合わせると秋冬らしい雰囲気になります。
もちろんワンカラーでも存在感があるのでフットネイルで使用するのもおしゃれですよ。
シアーホワイトはミラーネイルと合わせてシックに
透け感のない真っ白で塗るとパキッとしたスタイリッシュなイメージになりますが、シアーホワイトは柔らかい印象になるので1年を通して使えるカラーです。
おすすめはミラーラインやアクセサリーネイルなどの部分的なミラーアートと合わせることです。
派手になりすぎず上品に仕上がるのでオフィスネイルとしても問題ない仕上がりになります。
好みにもよりますが、イエベさんにはゴールドのミラーアート、ブルベさんにはシルバーのミラーアートがおすすめです。
クールな雰囲気にしたい時は黒や灰色などのモノトーンカラーと合わせてみてくださいね。
シアーブルーにはマーメイドデザインで夏らしく
シアーブルーはマーメイドネイルとの相性バツグン!
ブルーのジェルにたっぷりめにクリアジェルを混ぜて綺麗な水面のような雰囲気を作り出すこともできます。
また、オーロラパウダーを擦って氷のようなテイストにしたり、ラグーンネイル(水面をイメージしたアートをしたデザインのこと)のベースカラーにしたりしても、夏らしさ満点のネイルに仕上がります。
爪先に季節感を纏うのは非常におしゃれ。コーデにアクセントが足りないのが悩みという方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
マニキュアでシアーネイルするには?
ここまではジェルでシアーネイルをする方法を紹介してきました。
ここからはマニキュアでシアーネイルをする時のポイントをお話していきます。
マニキュアはシアーなカラーを買うほうが◎
ジェルネイルではカラージェルにクリアジェルを混ぜればシアーカラーが完成すると紹介しました。
マニキュアもこのやり方でシアーカラーを作ることが可能ですが、混ぜている間にマニキュア液がドロっとしてきてきてしまい塗りにくくなるのであまりおすすめできません。
そのため、マニキュアの場合はもともとシアーな色として販売されているものを購入するほうが塗りやすく、仕上がりもきれいになりやすいですよ。
色ムラにしないコツはテンポよく塗ること
マニキュアでシアーカラーを塗る時に大切なのはテンポよく塗ることです。
はみ出したくない、失敗したくないという思いからついついゆっくりと塗ってしまいがちですが、マニキュアはジェルと違ってどんどん自然乾燥していきます。
そのため、ゆっくり塗ると1ストローク目と2ストローク目の境がはっきりと出てしまいやすいのです。
このテンポよく塗ることはマットカラーの場合でも大事なことですが、シアーカラーの場合は特に意識していただきたいポイントです。
テンポよく塗っていても色ムラになってしまったという時は、ラメカラーを重ね塗りしてカモフラージュしちゃいましょう!
マニキュアでおすすめのデザイン
マニキュアでおすすめのシアーネイルデザインは、塗りかけネイルとストレートフレンチです。
塗りかけネイルとは、ハケ跡や色ムラをわざと残すスタイルのネイルアートのこと。
爪先だけ、もしくは爪の中心部だけにサッとカラーを塗ってトップコートで仕上げれば完成するので簡単にできますよ!2種類のカラーを重ねるように塗るとより個性的な雰囲気になります。
ストレートフレンチはスマイルラインが真っ直ぐなフレンチネイルのことです。
こちらもマスキングテープを貼れば気軽にできるので挑戦してみてくださいね。
まとめ
シアーネイルは透け感のある発色と軽やかな仕上がりで、指先に上品さや抜け感を与えてくれるデザインです。
肌なじみが良くナチュラルにも華やかにも調整しやすいため、シーンを選ばず楽しめるのも大きな魅力といえるでしょう。
ジェルやマニキュアでのシアーカラーの作り方や色ムラにならない塗り方のコツを押さえれば、セルフネイルでもぐっと仕上がりが美しくなります。
シアーピンクやシアーホワイト・シアーブルーなど、カラーごとのデザインバリエーションも豊富なので、季節や気分に合わせて選ぶ楽しさもありますよ。
ラメやミラーネイル・複数のカラー使いとも相性が良く、アレンジの幅が広がるのもシアーネイルならでは。
透明感やニュアンスを取り入れた今っぽいネイルにチャレンジしたい方は、ぜひ一度試してみてくださいね♪