ジェルネイル2ヶ月放置はやばい?リスクとその対処法をネイリストが解説 | ネイル女子

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忙しさや気分によって、ついつい放置してしまうことのあるジェルネイル。
お気に入りのデザインだと、特に長くつけていたいものですよね。
けれどジェルネイルは、長く放置してしまうと爪や皮膚に思わぬトラブルを招くことがあります。

例えば、爪の根本にすき間ができたり、二枚爪や変色などの症状が現れることも…。
こうした症状は見た目のおしゃれだけでなく、日常生活に不便さや痛みをもたらす原因にもなります。

この記事では、ジェルネイルの2か月放置によるリスクや具体的な症状・正しい対処方法などをネイリスト視点から丁寧に解説しています。

ジェルネイルを長く楽しみたい方やきれいな指先をキープしたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ジェルネイルを2ヶ月付けっぱなしは危険!

ジェルネイルを付けていて伸びた爪

ジェルネイルを2ヶ月付けっぱなしにするのはとても危険です。

2ヶ月持つなら「コスパが良い」と思われるかもしれませんが、実はそれだけ長く放置すると爪や皮膚に大きな負担がかかってしまいます。

ジェルネイルは本来、3〜4週間ごとの付け替えが理想的です。
2ヶ月近く経つと爪の根本が伸びてジェルと爪の間にすき間ができやすくなり、そこから菌が繁殖してグリーンネイルなどの症状が出ることがあります。

また、爪が長く伸びることで負荷がかかって爪が折れたり亀裂が入ったり、ひどい時には爪が剥離することも…。
ツヤ感がなくなったりカラーが変色するなど、ネイルとして美しくなくなっていますし、指先のおしゃれを楽しむためのジェルネイルだからこそ、付けっぱなしで放置してしまうのはリスクが高いです。

適切なタイミングでの付け替えやオフを心がけることが、ジェルネイルを安全に楽しむコツと言えるでしょう。

そもそもジェルネイルは2ヶ月持つのか?

疑問に思って悩んでいる女性の様子

そもそもジェルネイルは2ヶ月持つのかどうか、気になる方も多いと思います。
実際のところ、ネイルの状態やお客様の生活環境によっては「2ヶ月持った」という声もあるかもしれません。

しかし、これはあくまで「持つ場合もある」というだけで、実際には「持つ」というより「なんとかついているだけ」という状態がほとんどです。

ジェルネイルは3週間ほど経つと爪が伸びて根本にすき間ができやすくなり、そのまま放置すると浮きや剥がれの原因になります。
さらに、浮いたすき間に水分や菌が入り込むとグリーンネイルや二枚爪などの症状が起こりやすいので注意しましょう。

2ヶ月経っても見た目は大丈夫に見えることもありますが、実際には爪や皮膚に負担がかかりダメージが蓄積してる状態です。

ジェルネイルを2ヶ月放置した時のリスク

顔を手で覆う女性

ジェルネイルはマニキュアのように気軽に落とすことが難しいため、3〜4週間という理想の付け替え周期を守っていく必要があります。

しかし、ネイリストを経験していると稀に「忙しくて定期的に付け替えに来れない」「ネイルが浮きだしたから付け替えにきた」といった理由で2ヶ月近くもジェルネイルを放置している方がいらっしゃいます。

3〜4週間の段階でまだ問題なくジェルネイルがついていた場合、オフするのがもったいなく感じるかもしれませんが、自爪やジェルネイルのことを考えると2ヶ月近く放置するのはNGです!!

では、実際にジェルネイルを長く放置してしまった場合に起こりうるリスクについて詳しくお伝えします。

爪からジェルが浮く

ジェルネイルを付けていて伸びた爪を放置している

ジェルネイルを長く放置すると、爪とジェルネイルの間に空気が入るように浮いてきてしまいます。
この浮きが原因で次に説明する各トラブルが起こりやすくなってしまうため、やはりジェルネイルが浮く前に付け替える、もしくはオフすることが理想です。

グリーンネイル(緑膿菌増殖)になりやすい

菌のイメージ

グリーンネイルとはご存知でしょうか。
グリーンネイルは、浮いた状態のジェルネイルを放置することで、自爪との間に緑膿菌という菌が増殖してしまい、爪自体が緑になってしまう状態です。

緑膿菌というのは、人間が元々もっている常在菌です。
このグリーンネイルが悪化すると他の爪への感染や爪の剥離など様々なリスクが高まるため、基本的に一度グリーンネイルになった爪は、しばらくの間ジェルネイルなどのネイルはNGです。

ジェルネイルの浮きは、グリーンネイルになるリスクを高めてしまうのです。

爪が折れたり、亀裂が入りやすい

ジェルネイルを2ヶ月放置すると、その間爪が切れずに当たり前のように爪が長くなりすぎます。
爪の長さを整えることなく長い期間放置することで、爪が折れたり、亀裂が入りやすくなります。

爪のピンクの部分と白い部分のちょうど境目あたりに「ストレスポイント」といって、負荷がかかりやすく折れやすいポイントがあります。
爪を長くすることでこのストレスポイントに負荷がかかり、そこから亀裂が入ったり、折れたりすると痛みが生じることも。

亀裂や折れるのを防ぐためにも、ジェルネイルを放置して爪を伸ばし過ぎることもまたNGです。

爪剥離を起こす可能性がある

剥離した爪の様子

ジェルネイルを2ヶ月放置していると、爪剥離を引き起こすリスクが高まります。
爪剥離とは爪の先端から爪のピンクの部分が離れてしまい、白っぽい部分が広がる症状です。
これは、長く放置することでジェルの根本のすき間が大きくなり、そこに水分や汚れが入り込んでしまうことが原因。

また、ジェルネイルが浮いた状態で無理にぶつけたり剥がそうとしたりすることで、爪の層が傷ついて剥離を起こしやすくなります。
見た目の問題だけでなく剥離部分は菌や汚れがたまりやすいため、二次感染のリスクも高まります。
放置はせず、爪の健康を守るためにしっかりケアしましょう。

爪の伸びすぎで生活しにくくなる

爪は自然と伸びてきます。
そのためネイルを2ヶ月も放置していると、爪が伸びすぎて日常生活で様々な不具合が出てきます。

例えば、パソコンのキーボードが打ちづらくなったり、スマホの画面をタップしにくくなる方が多いです。
家事やお子さんのお世話などで手先をよく使う方は、爪の長さがあるだけでちょっとした動作がしにくくもなります。
さらに長い爪は折れやすくなるため、何かに引っかけてしまうと爪が簡単に折れてしまうことも。
痛みを伴う場合もあり、結果として爪や指先に負担をかけることになります。

見た目だけでなく生活のしやすさを考えても、伸びすぎた爪はこまめに整えておくのがおすすめです。
ジェルネイルの放置は、こうした生活の不便さを引き起こす原因にもなるので注意しましょう。

ジェルや爪がボロボロだと気持ちも落ち込みやすい

爪が折れてしまったネイルを見る女性

ジェルネイルの施術後、2ヶ月近くも長く放置すると、やはりネイルは綺麗な状態とは言えません。
浮いていたり、折れていたり、亀裂の入ったところがあったり・・など、ネイルや爪がボロボロで見栄えが悪いと、気持ちも落ち込みますよね。

特に手は、自分の身体の中で一番目にする部分であるため、やはりネイルは理想の周期で綺麗を保ちたいところ。
大人の身だしなみとして、ネイルの伸ばしっぱなしはやめましょう!

2ヶ月放置してしまったジェルネイルの対処法

ジェルネイルを付けた手元

ジェルネイルは3〜4週間で付け替えが必要です。
とはいえ、仕事の都合だったり、急な体調不良、様々な理由から2ヶ月近く放置してしまった、なんて経験のある方もいらっしゃるかもしれません。

「放置したままのジェルネイルを見せるのが恥ずかしい」
「付け替えするためにネイルサロンになかなか行けなかったのが、なんとなく申し訳ない」
など、心配性の方は、このようなことを考えてしまって、尚更放置が続いてしまう・・なんてことも。

実際に長い期間ジェルネイルを放置してしまった時の対処法をお伝えします!

ネイルサロンで付け替えるorオフする場合

ネイルサロンの施術風景

長く放置してしまったジェルネイルは、とにかくネイルサロンで付け替えorオフをお願いしましょう!
前述した通り、「長く放置した状態を見せるのが恥ずかしい」「ネイルサロンになんとなく申し訳なさがある」といった感情になる方も多いようですが、現役ネイリストの筆者からすると、「全く気にしなくて良し!」です。

放置を続けて、いずれネイルが浮いたり、自爪が折れたり、亀裂が入ったり・・など爪へのダメージが大きくなる前に急いでネイルサロンに来てくれた方がネイリスト側からしても助かります。

もちろん、放置の結果、ボロボロになってしまった場合でもネイルサロンに来てくれれば、できる限りの施術は行うことが可能◎
放置を続けて自爪にダメージを与えてしまう前に、勇気を出してネイルサロンに行きましょう!。

セルフネイルで付け替えるorオフする場合

ジェルネイルのオフに使う道具

ネイルサロンに行く時間がなかったり、気分が乗らない時は、セルフネイルで付け替えかオフをするのもアリ◎
最近は、セルフネイルが流行っているため、自宅にジェルネイルやネイルオフのキットがある方も多いかもしれません。
もしくは、100円ショップやネット通販でもかなりコスパよく揃えることが可能です。

すぐにネイルサロンに行けない場合や予約がすぐ取れない時など、何かしらの理由で自分でオフしたい人は、思い切ってセルフネイルで付け替えorオフをしましょう!

セルフオフの詳しいやり方はこちらの記事をご覧下さい♪

→ジェルネイルオフ完全ガイド|プロが教える自宅で簡単に落とす方法とは?
https://www.nailjoshi.com/99889/

傷んだ爪の保湿ケアをする

セルフネイル中の女性

長く放置するとオフしたあとに自爪が傷んでいる可能性もあります。
また、浮いたところから剥がれてしまったり、気になって無理やり剥がしてしまったりすると自爪も薄くなってしまいます。

そのため、放置後にオフのみした場合は、自爪にしっかりと保湿などのケアをするのが最適◎
キューティクルオイルを使ってナチュラルな状態の爪をしっかりとケアしてあげましょう!

ジェルネイルは必ず3~4週間で付け替えorオフする

ネイルファイルで自爪を削る様子

重複しますが、ジェルネイルの理想的な付け替え周期は、3〜4週間です!
健康的な爪は、3〜4週間で2〜4ミリ伸びると言われています。
この周期を守ってネイルを付け替えることで、自爪や日常生活への負担を少なく、ジェルネイルを楽しむことができます。

健康的に長くジェルネイルを楽しむためには、面倒でもジェルネイルは3〜4週間で付け替えかオフをしましょう!

短期間での付け替えも爪にダメージがある

ちなみに、ジェルネイルの理想的な付け替え周期は3〜4週間ですが、これより早い付け替えはどうなのでしょうか。
ジェルネイルが浮いたり、爪が折れたりする前なら問題ないと思われがちですが、実は早すぎる付け替えもNGなのです!

1〜2週間程度の短いスパンでジェルネイルを付け替えてしまうと、自爪への負担が大きく、かえって自爪を傷めてしまうこともあるからです。
どうしても短期間でオフをしなければいけない時を除いて、オフや付け替えの周期は、やはり3〜4週間を守りましょう。

フットネイルも長期放置は厳禁!

赤いワンカラーのフットネイル

では、フットネイルの場合の付け替え周期はどうでしょうか。
ただしフットネイルは、ハンドネイルよりも爪の伸びが気にならないので付け替えのタイミングが分からず、放置してしまう方も多いです。
しかし、フットネイルの理想的な付け替え周期は、1〜2ヶ月です。
フットネイルの放置もハンドネイル同様に厳禁です!

フットネイルの浮きや不具合はハンドネイルよりも気が付きにくいため、知らないうちに浮いていたジェルネイルと自爪の間が「グリーンネイル」になっていた、なんてことはよくあります。

ところが、特に「夏だけフットネイルを楽しみたい!」という方に多いのですが、夏が終わる頃にオフをせず、そのまま放置してジェルネイルが自然に取れるのを待つパターン・・・。
これは不衛生ですし、爪にかかる負担もかなり大きため、足の爪がボロボロになってしまう可能性が高いです。
そのため、夏が終わるころにはきちんとネイルはオフする必要があります。

ハンドネイルよりも視界に入りづらく伸びてきても気になりにくいフットネイルですが、上記で説明した通り、グリーンネイルなどのトラブルを回避するためにも、1〜2ヶ月での付け替えかオフは必ずしましょう!

まとめ

ジェルネイルを付けた手元

ジェルネイルはお気に入りのデザインを長く楽しめるのが魅力ですが、2ヶ月以上の放置は危険です。
特に根本にすき間ができることで、浮きや剥がれ・グリーンネイルを引き起こすリスクが高まります。
また、長い爪はキーボードやスマホの操作など、日常生活でも不便さを感じやすくなります。
爪が伸びすぎることで負荷がかかり、亀裂や痛みが生じることもありますし、放置によって爪剥離を起こす危険もあるため要注意です。

「忙しくてつい放置しがち」という方もいらっしゃると思いますが、ジェルネイルは本来3~4週間での付け替えやオフが理想的なもの。
どうしてもサロンに行けない場合は、セルフジェルネイルのキットを活用するのも良い方法です。
オフの後には保湿ケアを行うことも忘れずに。
キューティクルオイルなどを使い、爪と皮膚の健康を守りましょう。
ジェルネイルは健康な爪を維持してこそ、指先の美しさを長く楽しむことができます。
正しい知識を持って、長くきれいなnailsを楽しんでくださいね!

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