おしゃれや身だしなみ、自爪の補強のためなど様々な目的で多くの人に愛されるジェルネイル。マニキュアよりもネイルの持ちがいいことも人気のポイントです。
しかし、「思ってたよりも早めにジェルネイルが浮いてしまった・・」などの経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、ジェルネイルの持ちには、いくつかの秘訣が存在します。
そこで今回は、ジェルネイルを長持ちさせるためのお手入れ方法や心掛けたいことをご紹介していきます!
- ジェルネイルの持ちは平均どのくらい?
- ・3週間で付け替えが一般的
- ・長く付ける場合でも4週間後には付け替え
- ジェルネイルの持ちが悪い!長持ちしない理由とは?
- ・日常生活で爪先や指先をよく使う
- ・水仕事で負担がかかっている
- ・プールやサウナなどによく行く
- ・爪が薄い・爪が傷んでいる
- ・爪とジェルの相性が悪い
- ・ジェルを塗る前のネイルケア不足が原因
- ジェルネイルの持ちを良くするお手入れ方法
- ・ネイルオイルで保湿する
- ・爪先を使わず指の腹を使う
- ・水仕事をする時はゴム手袋をする
- ・適切なタイミングで付け替えをする
- ジェルネイルに使う道具もお手入れしよう!
- ・ジェルのお手入れ方法
- ・ジェル用の筆のお手入れ方法
- ・ネイルファイルのお手入れ方法
- ジェルネイルについてよくある質問
- Q.2週間で付け替えるのは良くない?
- Q.ジェルの持ちが悪いのはどうして?
- Q.ジェルが浮いてきた時はリペアすべき?
- まとめ
ジェルネイルの持ちは平均どのくらい?
マニキュアよりも長持ちすると言われているジェルネイルのネイル持ちは、どれくらいなのでしょうか。
理想的な付け替え時期に焦点をあてて解説していきます!
3週間で付け替えが一般的
多くの方が、ジェルネイルの付け替えを月1で行っているため、一般的にジェルネイルは1か月程度は持つとされています。
しかし、理想的なジェルネイルの付け替え周期は、「3週間」です!
一般的に爪は、1か月で3ミリ程度伸びるといわれています。長い爪に慣れていない方は、爪が長くなり過ぎると折れてしまう危険性があります。
また、日数が経過することでジェルネイル自体も浮きやすくなるため、ジェルネイルが浮いたり、爪が長くなり過ぎる前の3週間での付け替えが理想的とされています。
長く付ける場合でも4週間後には付け替え
ジェルネイルの理想的な付け替え周期は、3週間とお伝えしましたが、「まだついているから付け替えるのがもったいない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、前述通り、ジェルネイルは長くつけすぎると自爪ごと折れてしまったり、根元から浮いたり、気付かぬうちに中央部分のみ中浮きしていたり・・なんてことも。
そのため、ジェルネイルは、長く付ける場合でも「4週間」を目安に付け替えをするように心掛けましょう。
特に気付いていない中浮きは、グリーンネイルの原因になるため、要注意です!
ジェルネイルの持ちが悪い!長持ちしない理由とは?
「ジェルネイルは長持ちするはずなのに、付けて数日で取れてしまった!」
「ネイルサロンで付けてもらったのに2週間くらいで剥がれてしまう…」
こんなお悩みを抱えている人も少なくありません。
ネイルサロンで付けたジェルネイルは、ネイリストの技術不足によって短期間で取れてしまうこともあります。
ネイルサロンによっては、取れてしまったジェルネイルを付け直してくれる「お直し無料期間」を設けているお店もあるので、チェックしておくのがおすすめです!
そして持ちが悪い理由には日常生活のちょっとしたようなことも含まれます。
以下で一つずつ解説していきます!
日常生活で爪先や指先をよく使う
仕事や日常生活で爪先や指先をよく使っている人は、ジェルネイルの持ちが悪くなりやすいです。
特にパソコンのキーボードを打つ時、事務作業をしている時、料理や掃除をしている時など…
これらのタイミングは意識をしていなくても爪や指を使っていることが多いです。
その結果爪先からジェルが浮いてしまったり、欠けてしまうことがあります。
水仕事で負担がかかっている
実は炊事や洗濯、お掃除、食器洗いといった水仕事はジェルネイルの大敵!
ジェルネイルは長時間水分に触れる人ほど持ちが悪くなります。
これは爪が水分を含むとふやけてしまい、ジェルと爪の密着が悪くなるからです。
プールやサウナなどによく行く
プールやサウナ、温泉などによく行く方や、長風呂が好きな方も要注意です。
特にプールやサウナは趣味や習い事で頻繁に通っている方も多いですよね。
上記でご紹介した通り、水分が多い場所は爪がふやけてしまうので、ジェルネイルの持ちが悪くなってしまいます。
海やプールなど、ネイルが目立つ場所こそ長持ちさせたいところですが、持ちが悪くなりやすいということは覚えておきましょう。
爪が薄い・爪が傷んでいる
自爪が薄かったり、爪が傷んでいる人は健康な爪よりジェルネイルが取れやすくなります。
ジェルネイルは「ソフトジェル」という硬化後も少し柔らかさが残る種類がよく使われています。
柔軟性があるので、爪や指に負荷がかかっても一緒にしなるようにできています。
しかしジェルに柔軟性があっても、爪が薄い状態では自爪は負荷に耐えられません。
ジェルネイルのしなりと反発してしまい、結果的にジェルが浮きやすくなることもあるのです。
また爪の傷みが激しいと、ジェルの密着が弱まり持ちも悪くなりやすいので注意が必要です。
爪とジェルの相性が悪い
ジェルネイルは商品によって成分の配合量や特徴が異なり、様々なメーカーが工夫をこらして販売しています。
そのためジェルによって爪との相性が良い、悪いがあるのです。
例えばAというジェルは持ちが良いのに、Bというジェルを使うとすぐに取れてしまうということもあります。
これは付けてみないとわからないことですし、かなり個人差があるため、プロのネイリストでも悩みのタネになります。
ジェルを塗る前のネイルケア不足が原因
セルフネイルで気をつけたいのが「ネイルケア不足」です。
ジェルネイルを塗る前にネイルケアを行うのは、セルフでもサロンでも共通です。
特に「甘皮の押し上げが足りない」「爪先にバリが付いたまま」「消毒用エタノールやネイルプレップで油分除去していない」などは、ジェルの持ちの悪さに直結するので、丁寧にケアを行いましょう。
ジェルネイルの持ちを良くするお手入れ方法
せっかくつけたジェルネイル。付け替え時期よりも前に剥がれてしまうとがっかりしますよね・・。
ジェルネイルを長持ちさせるために効果的なお手入れ方法を4つご紹介いたします!
ネイルオイルで保湿する
ジェルネイルを長持ちさせる上で大敵なのは、乾燥です!
特に指先、爪周りの皮膚の乾燥は、健康な爪が生えてくるのを妨げ、ジェルネイルの浮き(リフト)の原因にもなります。
また昨今、新型コロナウィルスの影響から日常的に手洗いとアルコール消毒をする機会がとても増えており、これが原因で手元が乾燥気味な方が増加傾向にあります。
そのため、爪周りをキューティクルオイルなどで日常的に保湿するように心掛けましょう♪
おすすめなのは、持ち運び便利なスティックタイプのキューティクルオイルです。思い出した時にいつでも保湿することが、より効果的です。
爪先を使わず指の腹を使う
ジェルネイルのリフトでとても多い箇所は、根元と爪先ですが、爪先からのリフトの原因の大半は、指先の使い方にあります。
職業柄等で指先を使う方も多いでしょうが、できるだけ爪先を使わず、指の腹を使うことを心掛けるようにしましょう!
水仕事をする時はゴム手袋をする
ジェルネイルは、3〜4週間後の付け替えまではつけたまま生活をするため、当然家事などの水仕事をする場面も沢山存在します。
水仕事は、手元の乾燥を助長させ、ジェルネイルの持ちにも影響が出やすいとされているため、長時間になる場合などはゴム手袋をつけるのが理想的です。
適切なタイミングで付け替えをする
繰り返しになりますが、ジェルネイルは通常3〜4週間ほど持つと言われています。
それよりも早く付け替えを繰り返すと、爪にはあまり良くないのです。
ジェルネイルのオフはリムーバーを使ったり、ネイルファイルやネイルマシンを使いますが、これらは使い方を間違えると爪に負担がかかりますし、ダメージを蓄積させる原因にもなります。
持ちが悪いから短期間でオフして付け替える、というのは綺麗なネイルを保つことはできますが、爪には悪影響です。
反対に、ジェルが持っているからといって1ヶ月以上付け替えないで同じネイルをするのもやめましょう!
伸びきったネイルは見た目も美しくなく、折れたり亀裂の原因にもなります。また、グリーンネイルになるリスクが高くなります。
適切なタイミングで付け替えることで、爪への負担を最小限に抑えられます。
ジェルネイルに使う道具もお手入れしよう!
ジェルネイルのお手入れ方法や心掛けたい点について解説しましたが、セルフジェルネイルに使う道具にも定期的なお手入れが必要です。
ジェルネイルアイテムには様々な道具がありますが、特に保管の仕方には注意が必要です。
使った状態のまま放置することで次回使用時に使い心地が悪くなり、結果ネイルの仕上がりが悪くなることもあるため、お手入れは欠かせません。
では、具体的にどのようなお手入れをしたらいいのか、お伝えしていきます。
ジェルのお手入れ方法
まずは、ジェルネイルに欠かせないジェルのお手入れ方法です。
ジェルは、コンテナタイプとボトルタイプがありますが、どちらも使用後は、蓋裏や口の部分、ボトル口についたジェルを拭き取りましょう。
拭き取りを怠ると、保管中にジェルが流れて容器が汚れてしまう原因に。
容器がジェルで汚れてしまうと、ベタベタしてなかなか取れないため、使用後は拭き取りを習慣づけましょう。
また、ジェルがついた状態を放置し、そこに光が当たることでゆっくりと硬化が始まってしまい、蓋ごと固まってしまうことがありますので要注意です。
ジェル用の筆のお手入れ方法
コンテナタイプのジェルを塗布するジェル用の筆についても、お手入れが必要です。
ジェルネイル筆を使用後、筆にジェルがついたままだとキャップがうまくはまらず、キャップ内で筆の先端が曲がってしまったり、次回使うときに筆先が固まっていたり・・とトラブルの原因になります。
そのため、使用後は、
- キッチンペーパーでキレイに拭き取る
- ブラシクリーナーで洗う
を行い、綺麗な状態に戻してから保管しましょう。
また、キッチンペーパーで拭き取る際は、筆の毛束に沿ってペーパーにエタノールを含ませて筆を挟むように包んで拭き取るようにするのが大切です。
たった1本でも毛束が揃っていないとジェルの塗布に支障がでますので丁寧にお手入れしていきましょう!
そして、必ずキャップをして保管します。キャップをしなければ、知らない間に筆に残ったジェルが硬化してしまったり、埃などが溜まってしまいます。
キャップをする際は、勢いよくはめると毛先が引っかかり、抜いたときに数本折れていることがあるため、要注意です。
コツは、キャップの蓋を持つ方の手に筆を持っている側の小指をかけ、支えを作ってから、慎重に蓋をすることです。
ネイルファイルのお手入れ方法
爪の長さや形を整えるネイルファイルは、使用後、ダストブラシでダストを落とし、霧吹きでエタノールをシュッシュッとかけて乾燥させるのがおすすめです。
スポンジファイルやウォッシャブルファイルは、水洗い可能ですが、エメリーボードは水洗いNGです。
水洗いする場合も同様、ダストを落とした後に歯ブラシなどを使用して水洗いし、洗い終わったら拭き上げ、エタノールで消毒しましょう。どちらもしっかり乾燥させましょう。
ジェルネイルについてよくある質問
最後にジェルネイルについてよくある質問にお答えします!
Q.2週間で付け替えるのは良くない?
A.理想は3週間ですが、自爪を傷つけないよう適切にオフをすれば問題はないです!
ジェルネイルの持ちが悪く数本浮いてしまっている場合や事情によって、早めに付け替えをしなければいけないタイミングもあると思います。
その場合は、自爪を傷つけないように丁寧にオフをすればOK!
ただし、2週間での付け替えを常とするのは、自爪に負担がかかり過ぎてしまうためNGです。
また、セルフジェルネイルの場合は、サンディングをし過ぎることで自爪が薄くなってしまうため、要注意です。
Q.ジェルの持ちが悪いのはどうして?
A.ジェルネイルの持ちが悪いのには、いくつか原因が考えられます。
- 爪先の乾燥
- 指先の扱い方が悪い、酷使している
- 爪表面の油分が多い
- ネイリストの技術不足
- ジェルとの相性が悪い
などです。
①、②は日頃のケア次第ですが、③、④はネイリスト側の問題になります。
①~④で十分に気を付けており、ネイリスト側にも問題がなさそうな場合は、⑤のジェルとの相性が悪い可能性もあります。
この場合、別の種類のジェルで試してみる、ネイルサロンを変えてみる、などでネイル持ちが改善することがあります。
Q.ジェルが浮いてきた時はリペアすべき?
A.浮いてきた時期によります。
施術後、1週間を経たずして浮いてしまった場合は、ネイルサロンでリペア(お直し)をしてもらいましょう。
反対に付け替え時期周辺で数本浮いている場合は、リペアよりも完全にオフをしてしまう、もしくは付け替える方がおすすめです。
まとめ
今回は、ジェルネイルを長持ちさせるためのお手入れ方法について解説いたしました。
簡単にまとめます。
- ジェルネイルの理想的な付け替え周期は、3週間。長くても4週間で付け替えよう!
- ジェルネイルを長持ちさせるためには、爪周りの保湿、爪先を酷使しない、水仕事は手袋をすることを心掛ける!
ジェルネイルの持ちが悪い方の多くは、爪周りの皮膚の乾燥や爪先の扱い方などが原因である場合が多いです。
マニキュアよりも長持ちするジェルネイルですが、強度があるといえど全ての衝撃に耐えられるわけではないため、長持ちさせるには、日頃の保湿ケアや爪先の扱い方などを心掛けましょう♪